令和3年度 第3回 外国語教育推進リーダー養成研修会を実施しました。


 2月7日(月)に「第3回外国語教育リーダー養成研修会」を実施しました。第3回研修会では、第2回研修会で構想した模擬授業を実践する予定でしたが、新型コロナウィルス感染症予防のため、オンライン研修に変更し、実践交流という形式で実施しました。

 実践交流にあたり、まず「単元のゴールとの関連」「教科書の題材との関連」「その活動で身に付けさせたい力」を中心に、ブレイクアウトルームにてグループ協議を行いました。どのグループも、「教科書のそのページをどう指導するか」ではなく、「単元のゴールを見通したうえで必要な力を身に付けるために、この活動に取り組ませる」という意図を明確に描いていました。この視点は「活動あって学びなし」とならないために非常に大切であり、効果的な指導方法を構想することができました。

 全体交流では、協議した内容をもとに、この模擬授業を実際に授業で実践した時の児童生徒の学びの姿や、ICTをどう活用しているかなど、具体的な事例についても共有しました。

 最後に、研修全体の振り返りとして、「目標-指導-評価の一体化に向かっているかを常に見つめ直すこと」「子ども達だけでなく指導者自身も自己評価や形成的評価を重ねていくこと」「単元のはじめに子ども達と単元のゴールを共有し、見通しをもって学習に取り組ませること」をリーダーとして発信していくことを研修全体のまとめとして共有しました。

 受講者からは、「教科書を順番に進めていくのではなく、ゴールを明確にして、その中に活動を位置付けていくことが大切だとわかりました。子ども達自身が目指す姿を具体的にイメージして取り組むことができるような授業・活動を仕掛けていきたい。」「単元のゴールと結び付けた意味のある言語活動を通して、『これを話してみたい、使ってみたい』と子ども達の方から出てくるような実践をしていきたい。」「子ども達が目的をもって、意欲的に取り組めるような授業づくりを頑張っていきたい。」などの感想が寄せられました。

 全3回の研修会はこれで終了となります。受講された先生方には、ぜひこの研修会で学んだことを自校や地域に発信していき、乙訓管内の外国語教育の推進に努めていただきたいと思います。

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