第3回学校組織マネジメントリーダー研修を実施しました
11月27日(木)に乙訓総合庁舎にて「令和7年度 第3回学校組織マネジメントリーダー研修」を実施しました。
まず初めに、前回の講義を踏まえて、「教室の中の多様性」、「インクルーシブ教育」や「アセスメント」を学校組織とリンクさせて設定した課題に関する実践について振り返りました。他の受講者と実践を交流する中で、新たな気付きもありました。
その後の講義では、いじめ重大事態を防ぐために、生徒指導提要改訂版の内容や法律を確認しました。また、グループ内で事例を基に生徒指導における具体的な組織的対応について考えました。教員一人の先入観や一面的な情報に左右されることなく、児童生徒一人ひとりの成長を支える体制を構築するためには、複数の教員による情報共有、客観的な行動記録、ケース会議を通じて、様々な視点から実態を把握することが大切だということを確認しました。
また研修の後半では、「今、生徒指導に求められる力について」や「チーム学校による生徒指導体制」について触れました。
受講者からは、「生徒指導は特別な場面だけで行うものではなく、日常の関わり・組織の文化・対話の積み重ねこそが生徒指導の質を決めるという本質的なメッセージが心に残った。」、「生徒指導はさせる指導ではなく、児童生徒が社会の中で自分らしく生きる存在へと成長していくことを『支える』教育活動であるということを再認識した。」という感想が寄せられました。
次回までに、本研修での学びと自校での実践を繋いでいきます。次回が本年度の学校組織マネジメントリーダー研修の最終回となります。これまでに各テーマで各自実践されてきた内容や講義を振り返り、まとめを行います。
