11月21日(木)に乙訓学力向上対策会議(教員研修会)を乙訓総合庁舎で開催しました。乙訓学力向上対策会議は各中学校区を単位とした具体的な取組の推進を図り、管内児童生徒の確かな学力の育成を目指すことを目的として開催しています。
今回の会議では、「確かな学力の育成に向けて」と題して局指導主事から、今年度の全国学力・学習状況調査の分析をもとにした課題点や、昨年度から本格実施となった京都府学力・学習状況調査~学びのパスポート~の分析をもとにした、乙訓の児童生徒の学習状況などについて説明しました。また、単元を通して授業をデザインすることや主体的・対話的で深い学びを実現する授業づくりの重要性、既習事項をはじめとした学んだ知識や技能の発揮場面を作ることの大切さなどについて課題提起を行った後、中学校ブロックに分かれて協議を行いました。
各中学校ブロックでは、各校の分析をもとにした授業改善や指導改善の取組など、それぞれの日ごろの取組について交流し、分析結果を授業改善にどのようにつなげていくかについて熱心に協議を行いました。
今後も、児童生徒の確かな学力の育成に向けて取組を続けていきます。

京都府学力・学習状況調査~学びのパスポート~は、京都府内の児童生徒一人一人の「認知能力」及び「非認知能力」の状況を把握することにより、児童生徒には自分自身の強みや課題を知ることで学びを改善していくこと、教員には指導の在り方を工夫改善することを目的として、令和5年度から京都府内の小学校4年生から中学校3年生までを対象に行っています。
・「認知能力」は、知識の量や技術の習熟度など、従来のテストによって数値化されてきた力です。
・「非認知能力」は、コミュニケーション能力や自尊心、社会性など、従来のテストでは数値化しにく いとされてきた力です。数値が高いから良い、低いから悪いというものではありません。自分の特徴を理解して得意なところを見付けて伸ばしたり、なりたい自分をイメージしたりする材料として指導に活用していきます。