令和5年度学力向上対策会議 「確かな学力育成セミナー」を開催しました

 8月1日(火)に「確かな学力育成セミナー」を長岡京市中央生涯学習センターのメインホールで開催しました。このセミナーは、優れた教育実践を学ぶことを通して、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の資質・能力の三つの柱について理解を深め、確かな学力の育成に向けた授業改善に取り組むことを目的として開催しています。
 セミナーでは、向日市立第3向陽小学校(令和4,5年度乙訓学力充実校)から「自校の研究について」というテーマで実践報告をしていただきました。学校全体での研究をどのように進めていけば良いかという点について考える機会となりました。また、昨年度に引き続き、京都大学大学院教育学研究科の石井英真准教授をお招きし、「授業づくりの深め方」と題して講演をしていただきました。講演では、「授業者と学習者という2項関係で考えるのではなく、『教材』『授業者』『学習者』という3項関係で考えることの重要性」や「一人一台端末による授業の構造変容」、「学力がつくとはどういうことか」などについて、具体的にお話しいただきました。
 受講者からは、「どのような子どもの姿を目指していきたいのか、子どもを主語にして考え、学校でその姿を共有することの大切さを改めて感じました。」、「これからの時代を作っていく子どもたちが授業を『学びへの導入』としてきっかけに、学び続けていけるようにわかる授業づくりをしていきたいと思います。」、「『材』と『子ども』をどう出合わせ、そこに没入させるのかを追い求めて授業づくりや校内研修など勤務校で考えていきたい。」などの感想が寄せられました。


   【第3向陽小学校の実践報告】            【石井先生による御講演】

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