2月10日(金)に「第3回生徒指導力養成研修会」を開催しました。各小中学校から推薦を受けた教員14名の参加がありました。
本研修会は生徒指導に関する知識や対応等について法的な内容も含めて学ぶとともに、事例協議等を通じて実践力を高めることにより、組織的な対応において指導的立場を担う教員の養成を図ることを目的としています。今回の研修では、「児童虐待防止・対応についての理解を深め、適切な学校の対応について協議する」を中心的なテーマとし、はじめに児童虐待の現状や関連する法規等の説明を行いました。続いて、京都府家庭支援総合センターより、主任児童福祉司 折井 大 様を講師としてお招きし、「児童虐待と学校の役割」と題し、御講義いただきました。最後には具体的な事例を用いて子どもや家庭の様子、教員の言動について協議を行いました。
受講者からは、「子どもたちを虐待から救える立場に自分たちがあるということを自覚して、日々の児童観察にあたる必要があると改めて感じました。虐待から一日でも早く救うことで、子どもの成長、発達を支える生徒指導を行えるように、学校として取り組まなければならないと感じました。」などの感想が寄せられました。 今年度はいじめ、不登校、児童虐待について計3回の研修会を実施しました。受講者の皆様には、本研修会での気付きや学びを勤務校等で広め、目の前の児童生徒一人一人に寄り添い、支える生徒指導の充実に向け、更に邁進していただきたいと思っています。

