令和4年度 第1回外国語教育推進リーダー養成研修

 7月1日(金)に乙訓総合庁舎で「令和4年度 第1回外国語教育リーダー養成研修会」を実施しました。管内小中学校から16名の教員が参加しました。また、次世代型小中高連携外国語教育推進事業の研究校である京都府立西乙訓高等学校からも御参加いただきました。

 はじめに、単元構想について講義を行いました。単元のゴールを児童生徒と共有し、ゴールに向かう学習活動を設定する、つまり、単元全体で、子ども達の資質能力が育つ学びのプロセスをデザインするということが大切であることを確認しました。

 そして、そのために外国語教育ではCAN-DOリストを作成し、小中高それぞれの校種で学習をつなぎ、表現内容の高度化をしていくことを意図しながら言語活動に取り組むことや、CAN-DOリストをただ作成しただけで「絵に描いた餅」とならないよう、自分の授業を受けた児童生徒が1年後に、そのCAN-DOリストに示されている力を身に付けられるような授業デザインができているかを見つめ直すことが大切であることを共有しました。

 次に、CAN-DOリストを活用した授業デザインシート作成の演習に取り組みました。CAN-DO達成のために、「教科書・教材のこのページをどう教えるか」ではなく、「単元のゴールに向かって、このページをどう活用するか」という視点を大切にした上で、題材をどう生かすか、活動前の足場がけをどうするかなどについて、シートに記入することで具体化させていきました。受講された先生方で熱心にアイデアを交流する様子が見られました。

 通年で3回シリーズでの研修です。次回の第2回研修会では、今回取り組んだ授業デザインシートで構想した授業の実践交流を行う予定です。具体的な実践をベースに、効果的な指導と評価について学び合える研修となるようにしていきます。


 

タイトルとURLをコピーしました