1年間の中で日数が一番多い2学期の79日間が、本日で終わります。
本日、238名全員が終業式を迎えられましたこと、大変うれしく思っています。
さて、今年度から2学期の始業式が9月1日となりました。2学期がスタートし、10月の体育祭をはじめ、京丹後市、丹後ブロックの秋季新人体育大会、そして丹後ブロック駅伝大会、11月には京都府の駅伝大会へ出場し、人権学習と12月の人権のつどい、そして先週の来年度の生徒会本部役員選挙など、今学期も数多くの取組がありました。
その中で、みなさんは、それぞれの取組の目標を設定し、活動を進めてきたことにより、一人一人はもちろんのこと、学年や学級にとって、多くの、そして「深い学び」を得ることができたのではないかと、みなさんの今の姿や行動を見ていて強く感じます。
各学年、この2学期を中心に取り組んできた「総合的な学習の時間」での学びは、いかがでしたか?
各学年の「探究テーマ」を深堀りしていくことにより、学びに関わる「2つのしんか」を、皆さん自身、体感したのではないかと思っています。
「2つのしんか」。
一つは、学びが深まっていくという意味の「深化」。
もう一つは、学びが新しい形や状態に変化していくという意味での「新化」。
「探究のテーマ」に限らずですが、興味関心のあることを深堀りしていくと、自然にそのことに対する知識や技能などの学びが深まっていきます。
そして、それと同時に、その深まりが「次なる学び」へと発展し、今あるテーマが変化したり、新たなテーマが見つかったりするなど、新しいものとして「学び」は組み立てられていきます。
このような学びのことを「探究的な学び」と言います。みなさんは、今学期の総合的な学習の時間を中心に、「テーマや課題の設定」、「仮説の立て方」、「情報収集の仕方」、「整理・分析の方法」、そして他者からの意見を聞くためのアウトプットの仕方やまとめる方法など、各教室の黒板に貼ってある「5つの学びのプロセス」を身に付け、そしてサイクルとして回し、その上に、皆さん自身が「選択」と「調整」を繰り返してきたことによって、この「探究的な学び」についての「学び方」を、皆さんは確実に深めていると思っています。
この「学び方」を学ぶということは、変化の激しい不確実なこれからの社会の中で、皆さん自身が自分の人生を自分で「かじ取り」し、外国の方やAIなど、多様な他者と共に生きいく上でも、とても大切になることであり、必要なことだと思っています。
この2学期、「学びの2つのしんか」を体験した皆さんは、「学びの主体者」、これまでのように教えてもらうだけではなく、自ら必要な情報を取りに行き、自分の判断と選択によって調整しながら物事を探究する、そして、その時間と過程を大切にし、自分を含むすべての人の人生を豊かにすることのできる、そんな人になるための大切な一歩を踏み出すことができたのではないかと思っています。
今後も自分を大切に、自分の判断と選択によって、自らの夢や希望、未来を切り拓いていってほしいと思います。それができるのが、大中のみなさん一人一人ですし、それを支え、サポートできるのも大中のみなさん一人一人です。
なぜなら、今週、生徒会本部役員さんたちが取り組んでくれた「おひさしブロック学習会」、まさに、学年を越えた大中の仲間が、夢や希望、そして未来を切り拓いていく見事な取組で、自分たちから「学びの主体者」となった素晴らしい学習会だと思います。感動です。
それでは、この冬休みもこれまでと同様に、何か不安や心配なことがあれば、家族や友人、Chromebookにある「スタンドバイ」など「顔の見える、相手のわかる誰か」とつながり、「いのち」を大切に、年末年始を過ごしてほしいと思います。
来年、令和8年の1月7日、今日と同じように、全員で始業式、そして新年が迎えられることを楽しみにして式辞とします。
令和7年12月25日 大宮中学校 校長 田辺健二
よいお年をお迎えください。
