6月17日(火)に、佛教大学教育学部教授の原清治様に来ていただき、人権講演会の講師をお世話になりました。2部構成の講演会で、第1部は4~9年生と保護者・地域の皆様を対象に、第2部は保護者・地域の皆様を対象に行いました。
第1部は、「ネットのこわさを知ろう」というタイトルでした。インターネットを介した出会いは、自分の正体を隠せるので、普段言わないような暴言や誹謗中傷が飛び交うことがあるとのことです。しかし、人を傷付けるような内容の書き込みは、警察によってすぐに本人が特定できるし、絶対にしないようにと仰いました。また、インターネットで不特定の相手に自分の悩みを相談したりすると、言葉巧みにつけ込んでくる悪い大人がいるので、絶対に自分の個人情報を送らないようにと言われました。
ゲームやインターネットの利用を自分でコントロールできない状態になったとします。家族から利用の約束を守れていないことを指摘されても素直に止められず、あろうことか、暴言を返してしまったり暴力に訴えてしまったりというところまでくると、依存症という病気です。依存症になると、本来しなければいけない勉強が疎かになり、その結果、自分が行きたい学校に進学できなくなったり、就きたい職業に就けくなったりすることにつながります。さらに、誹謗中傷を書き込んだりしていれば、その足跡は消せません。「デジタル・タトゥー」として、ずっとネットの世界に残り続けます。
「人の悪口を言う人は、必ずそれが自分に返ってくる。たった1回しかない人生をゲームやインターネットで終わらせることのないようにしてほしい。」
熱を込めて語られる原先生の言葉を、子どもたちは真剣な表情で聴いていました。
最後に、児童生徒代表が、「インターネットは、便利で使いやすいけど、一つ間違えたら自分、周りの人を傷付けるものになってしまう。間違った使い方をしないようにしたいです。」とあいさつをしました。とても良い学びができました。原先生、ありがとうございました。









講演会第2部の様子は、また後日お知らせします。お楽しみに。