6月11日(水)に、5年生が車椅子体験を行いました。車椅子の利用者と介助者、その様子を見ながら気付いたことをメモする児童に分かれて行いました。利用者と介助者の二つを全員に体験させるようにしました。
介助者は、段差や坂があると必ず声を掛け、利用者が恐怖心を抱かないように気を付けていました。そして、登りの段差では、介助者の足下にあるティッピング・レバーを踏み込んで前輪を浮かせます。下りの段差では、手前で介助者が車椅子を180度反転させて、後ろ向きに下ろします。この時、後方の安全確認を入念に行っていました。
コミュニケーションを取りながら、利用者の身になって介助することが大切なのだということを体験から学ぶことができました。












実は、障害のある人が最も困るのは、「障害のある人だから、〇〇できない。」「車椅子に乗っているから、必ず介助が必要だ。」と思われてしまう「心のバリア」なのだそうです。ですから、障害のある人の理解とは、「障害」ではなく「その人」の理解が大切なのです。子どもたちには、そうしたことにも思いを馳せられるように、様々な場面を通して他者理解について考えさせていきたいです。