4年社会校外学習 福知山市環境パーク、堀浄水場を見学しました

 6月4日(水)に、4年生が社会科の授業の一環で、環境パークと堀浄水場の見学に行きました。

 平成15(2003)年7月に、循環社会づくりの意識付けを目指し、資源化・減量化を推進する工場部門と、修理再生や体験コーナーなどごみ問題への市民の関心を高めるための啓発部門をもつリサイクルプラザがオープンしました。また、最新技術を備えたごみ焼却施設、サンドイッチ工法(ごみと土を交互に埋立)により衛生的な埋立を行っている不燃物埋立処分場など、ごみ処理施設を1か所に備え、環境パークとして開場し、これまで多くの小学生が見学しています。

 4年の子どもたちは、環境パークについての説明を聞くとともに、圧縮されたアルミ缶や一塊になったペットボトル、溶かして固められた発泡スチロールを実際に持たせていただきました。これらが環境パークから搬出され、別の物にリサイクルされるということでした。

 施設の見学では、ごみ収集車による搬入や、プラスチックごみの分別の様子、様々な機器を操作してごみを処理していく中央制御室などを見学しました。プラスチック製品であっても、弁当のバランやおもちゃなどの「製品そのもの」など、多くの品目が「プラごみ」では出せないことを知り、驚いていました。ごみの分別の必要性、環境保全についての意識を高めた4年生でした。

 次に、堀の浄水場で、どのようにして飲み水が供給されるのかを教えていただきました。

 土師はぜ川と由良川から取り入れられた原水は、浄水場に送られ、いろいろな施設や薬品できれいな水につくりかえられます。

 まず、土師川と由良川にある取水井しゅすいせいから、浄水場内の着水井ちゃくすいせいといわれる施設に原水を取り入れます。着水井に入った水は、混和池こんわちで薬品と混ぜられます。この薬品は、濁りや汚れの粒子を大きくする性質があり、粒子を沈めやすくします。大きくなったにごりや粒子(フロック)は、形成池けいせいちでフロック同士吸着し、更に大きなフロックとなり、次の薬品沈殿池やくひんちんでんちで沈められ、汚れを取り除きます。 薬品沈殿池で沈まなかった小さな粒子などは、次の濾過池ろかちで、砂の層に通して取り除かれ、更にきれいにされます。

 ここできれいになった水は、塩素消毒して、いったん浄水池じょうすいちに貯められ、送水ポンプで堀山の配水池はいすいちに送られ、加圧ポンプを使って、市内各所の高地に設けた配水池に送られます。

  配水池に貯められた水は、道路の下に張り巡らされている配水管を通り、家庭や学校に送られるのです。

 4年生にとっては難しかったかもしれませんが、みんな一生懸命メモを取っていました。

 浄水場内で処理された水が、水道水に適しているかどうかを検査するところを見せていただきました。塩素消毒された水の匂いをかがせてもらうと、「プールの匂いや。」と言っていました。

 見学した感想を午後からの授業で交流しました。「ごみは、しっかり分別して出さないといけない。」「水は、こまめに止めて大切に使いたい。」といった意見が出ていました。

 これからの生活をどう改善したら良い環境を保全することができるのかを考えることができました。お世話になった皆様、ありがとうございました。

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