ネットトラブルストップ講座を行いました

 1月10日(金)に、ネットトラブルストップ講座を行いました。講師は、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社代表取締役の篠原嘉一様で、4~6年生、7~9年生、保護者を対象に2講座をお世話になりました。

 この講座の目的は、「ネットマナーやSNS利用についての知識を獲得し、情報機器やインターネットを正しく利用できる技能や態度を育てる。」というもので、本市小・中学校で平成28年度から開催しています。

 講座では、インターネットやSNSを利用する際の注意事項やトラブルを回避するために必要な知識と技能について、大変多くのことを学びました。

 インターネットばかりで情報収集をしていると、自分の興味のある情報しか知らないということにつながります。そこで、短時間でよいのでテレビのニュースを視聴することを推奨されました。

 また、犯罪に利用されやすいアプリと、その具体的な事例を教えていただきました。世間を騒がせた「ル○ィ」の事件でこのアプリが使われていた、と聞いた児童生徒がと驚く場面が見られました。

 法律の改正によって新たに撮影罪(正当な理由、相手の同意なく性的姿態等を撮影・盗撮する犯罪)、グルーミング罪(わいせつ目的で言葉巧みに児童を手なずけ懐柔する犯罪)、侮辱罪(事実を示さなくても、公然と人を侮辱する犯罪)というものができました。体の一部(特に服で隠れている部分)の画像を要求してきたり、面会を要求してきたりしても無視をすること、侮辱と分かる書き込みに賛同したり過激な言葉で反論したりしないなど、その留意点についても教えていただきました。

 最近の研究によって、幼少期から長時間の動画を視聴することは、脳の発達に大きく影響することが分かってきています。きちんと時間を決めてインターネットを活用し、睡眠時間を確保すること(小学生なら8時間以上、中学生なら7時間以上)をしてほしいと仰いました。

 最後に、「ネットに匿名性はありません。ソーシャルサイトへの投稿は、何十年も残り続けます。そのことを意識して、将来の自分を傷付けないようにしてください。」という言葉で講義を終えられました。

 7~9年講座のあいさつを担当した生徒は、「現代の社会でインターネットを使わないということはないので、正しい使い方をしたい。誹謗中傷は、将来自分に返ってくるので、絶対にしないようにしたい。」と述べていました。

 とても良い勉強になりました。もっと多くの保護者の皆様にも聞いていただきたい内容でしたので、次に機会があれば、是非ともご参加ください。

タイトルとURLをコピーしました