大正12(1923)年9月1日に、関東大震災が発生し、東京や神奈川を中心に、死者・行方不明者が10万5000人を超え、甚大な被害をもたらしました。また、昭和34(1959)年9月26日に伊勢湾台風(台風15号)が上陸し、紀伊半島から東海地方を中心に、死者・行方不明者5000人を超える甚大な被害をもたらしました。これらの出来事を背景に、昭和35(1960)年から、9月1日が防災の日と定められ、全国各地で防災訓練が行われるようになりました。
福知山市では、毎年この時期に、市立幼・こども・小・中学校(園)において、「統一的に防災訓練を実施することにより緊急事態における防災体制の確立及び、防災意識の高揚を図る。」という目的で全市一斉防災訓練を行っています。令和6年度は、今日9月4日(水)が訓練の日でした。
各学級では、担任が事前指導を行い、訓練の予告、避難経路、集合等注意事項を確認するとともに、地震による災害の恐ろしさを知らせ、地震時の行動について指導しました。「お・は・し・も」とは、「押さない」「走らない」「喋らない」「戻らない」のことです。



そして、当日9:00、緊急地震速報を流し、屋内での避難を促しました。その2分後に、校舎外から拡声器でグラウンドへの避難を呼びかけました(地震により、放送機器が壊れたという想定)。児童生徒は、座布団などで頭を守りながら、静かに落ち着いて移動することができました。
校長からは、訓練を繰り返し行うことの大切さ、有事には小中学生であっても避難誘導を行う側になるので、平素から心構えをしておこうという話をしました。






これで終わりではありません。「話をしっかり聞けたか。」「誘導連絡をよく聞き終わってから避難することができたか。」「避難時の注意事項を守れたか。」「先生の指示に従い、行動できたか。」「真剣な態度で訓練ができたか。」という点について振り返りを行いました。皆、真剣に書き込んでおり、最後まで素晴らしい態度で訓練を終えることができました。


