3年三和創造学習 再び友渕・高杉地区へ行きました

 6月6日(木)に続き、3年生が友渕・高杉地区を伺いました。

 友渕のぶどう農園では、一つの実を大きくするために、適度に間引いてつぶとつぶの間を調節する「つぶぞろえ」を体験しました。子どもたちは、どれを間引いたらよいのか判断に迷いながらも、懸命にはさみを動かしました。時には顔や頭に雨粒や毛虫が落ちてくることもありましたが、美味しいぶどうになるようにとの思いで作業する姿がすばらしかったです。今回の体験をすることで、ぶどう作りの苦労や努力がまた一つ学ぶことができました。

 ぶどう園を後にして、高杉の薬師堂に向かいました。薬師堂に上がらせていただき、地域の方からの説明をお聞きしました。お堂の奥には、薬師如来像(やくしにょいらいぞう)が安置されています。薬師如来は、人々の病気を治す仏で、左手に薬壺を乗せているのが特徴です。こちらの薬師如来は、昔から耳の病気を治すことで有名で、「薬師さん」と呼ばれて親しまれています。願いをかけたい人は、穴の空いた石を見付けてきて、お堂の扉の前に吊し、お願いするとよいそうです。

 9月の彼岸に行われる「数珠くり」を体験させていただきました。直径約4mの長い数珠をみんなで回し、房の部分が自分に回ってきたら、願い事をするというものです。約700年も前から続いている伝統行事とのことで、貴重な体験をすることができました。

 薬師堂や数珠くりについて、三和学園の先輩がまとめたものがお堂に貼ってありました。薬師堂を訪れる際は、是非これもご覧ください。

 最後に、穴の空いた石を探しに、友渕川の河原に下りました。雨で増水した川に誤って入らないよう注意しながら石を探しました。残念ながら、誰も穴の空いた石を見付けられませんでした…。でも、川のせせらぎを聞きながらの石探しは、しばし時間が経つのを忘れさせてくれました。

 本日は、雨の中、地域の皆様に大変お世話になりました。ありがとうございました。

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