暑さ指数で活動判断

 6月21日(金)に近畿・東海・関東甲信地方が梅雨入りしました。

 同じ日、日の出から日の入りまでの時間が最も長い夏至を迎えました。夏至の日は、一年で一番暑い日だ!と思いきや、日本で最高気温が記録されるのは、8月。「何で?」と思いませんか?これは、太陽の熱が地表を温めるまでに時間がかかるからです。そのタイム・ラグは、およそ1か月半。だから、8月上旬から中旬が一年で一番暑いのです。

 このことは、冬にも言えることです。12月下旬に一番昼の時間が短い冬至を迎えても、大寒は、2月上旬にやってきます。やはり1か月半のタイム・ラグがあるのです。

 さて、蒸し暑い季節の熱中症対策の一つとして、学校現場では、「暑さ指数(WBGT)」を活用しています。これは、人体と外気との熱のやり取り(熱収支)に着目した指標です。熱収支に与える影響の大きい気温、湿度、輻射熱(ふくしゃねつ)から算出します。輻射熱とは、日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体から出ている熱です。

 一日に3回暑さ指数を出し、児童生徒に知らせています。暑さ指数が28~31だと「厳重警戒」となりますが、今日6月24日(月)は、3回の計測の全てが「厳重警戒」でした。この場合、激しい運動をやめ、積極的に水分補給や休憩を取ることとしています。

 これからも、指標に基づいて、子どもたちの活動を工夫したり制限したりして、対策を講じていきます。保護者の皆様には、子どもたちに多めのお茶を持たせてください。

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