7月7日(火)に、5・6年、7~9年に薬物乱用防止教室を行い、福知山警察署生活安全課人身安全・少年係スクールサポーターの鍋島様にお世話になりました。
薬物乱用とは、「薬物を社会のルールから外れた方法や目的で使うこと」を指し、たとえ1回であっても「乱用」になります。
今回の薬物乱用防止教室では、「①未成年のお酒やたばこがだめなのか?/②危ない薬物があるって本当?/③危ない薬物はどこが危ないのか?」について学習しました。さらに、「もし、誘われたらどうするか?」ということも考えました。
たばこや酒が20歳からと法律で定められている理由は、成長しようとする脳や体に有害な物が入ることで、成長を邪魔するからです。脳細胞が縮む、骨の成長が遅くなる、肝臓などに臓器障害を起こすなど、聞いているだけで恐ろしくなります。
では、ノンアルコールビールや電子たばこはどうなのか?というと…結論から言うと、だめです!なぜなら、これらは、お酒やたばこが飲める人のためにテイストされているので、未成年が「本物」に興味をもちやすくなり、早い飲酒・喫煙、そして依存症につながる危険性が高いからです。また、電子たばこは、最近出たものだから、実績データがなく、体に取り入れるものとして、どんな健康被害につながるのかまだ分からないという怖さもあります。
違法薬物でなくても、お店で売られている薬や、医師・薬剤師が出す薬を決められた量よりたくさん一度に飲む「オーバードーズ」も大変危険です。ーバードーズで救急搬送された人の90%が入院しています。それほど内臓への負担が大きく、加えて、やめたくてもやめられない依存になり、最悪は、死につながると教えていただきました。






いよいよ違法薬物の話となりました。大麻バターなるものがあり、それを使用したスイートポテトもあるので、怪しい食べ物を口にしてはいけないと聞き、そんなこともあるのかと驚く子どもたちでした。少年の大麻による補導・検挙数が年々増えているとグラフで示されました。なぜ増えているのかというと、「お酒やたばこより害はない。」「1回だけなら平気。」などの間違った情報がネットや口コミにたくさんあるため、本当の危険が分からないからです。「大麻に害はあるのか?」という質問に「全くない」「余りない」と回答した10代の若者が、実に65.4%という調査結果を見て、大変驚かされました。
大麻によって、脳の記憶を司る「海馬」が萎縮してしまっている画像を見せていただきました。壊れた脳細胞は、決して元に戻らないのです…。
「大麻を認めている国がある。」という情報のみがピックアップされることがあります。確かに一定の条件を付けて認めている国がありますが、「健康に影響がない。」「安全だ。」という理由で認めている訳ではありません。粗悪な大麻が出回ることで更なる健康被害を引き起こしたり、薬物購入のお金が反社会組織に流れたりするのを防ぐために国が管理しているのです。それぞれのお国事情によって大麻を認めざるを得ないというのが実情です。ですから、健康被害を抑えるために、「未成年への販売は、禁止。」「所持は、○グラムまで。」など、一定の条件を付けているのです。
大麻は、「ゲートウェイドラッグ」と言われ、より強い薬物への入口となることが多いのです。高価な薬物を手に入れることが優先の生活となり、薬物欲しさに、闇バイトや詐欺、窃盗などの犯罪行為に走る危険性もあるのです。






薬物乱用は、家族や大切な人を悲しませることにつながります。薬物は安全という嘘の情報に惑わされないようにしてほしいと鍋島さんは強く言われました。
もし薬物使用に誘われたら、何と言って断るかを考えました。断るポイントは、「迷いを見せたらだめ!」ということです。「やらない。」「やめとく。」「嫌だ。」とハッキリ自分の意思を伝えるのです。「ちょっと用事がある。」と言ってその場から離れることも自分を守るための大切な手段なのだと教えていただきました。
学習の結びに、鍋島さんは、今後の生活で大切にしてほしいこととして「正しい知識と断る勇気をもとう!」「自分の体を守れるのは、自分だけ。甘い言葉も断ることができる、そんな人になってください。」と仰いました。






それぞれの講座の最後には、代表児童・生徒が「薬物は、大きくなろうとする体に悪い影響を及ぼすので、絶対にやらないようにしようと思いました。」「スマホやインターネットで、怪しいメールなどに惑わされないで、自分の身を自分で守りたいです。」と感想を述べ、参加者全員でお礼を述べました。
鍋島様、貴重なお話をありがとうございました。






もうすぐ夏休みです。ブレない強い心をもって、自分のことを自分でしっかり守ってほしいです。