4年三和創造学習「繭から生糸を紡ぐ」

   6月11日(木)に、4年生が三和創造学習の一環で、「お蚕さん」の繭から糸を繰って生糸きいとにする「製糸」を行いました。講師は、もちろん吉田地域講師です。

 初めに、「生糸」と「絹糸」の違いを、その手触りから確かめました。

 手触りの違いを一言で表現すると、生糸は「ザラザラ」、絹糸は「ツルツル」でした。生糸を精錬して絹糸ができるのです。

 いよいよ繭から生糸を紡ぐ「製糸」作業に入りますが、まずは、吉田先生の解説&お手本です。繭を熱湯に浮かべ、箸で転がしながら繭から糸(繭糸けんし)を引き出し、数本の繭糸をって1本にし、つむにかけて巻き取っていきます。今回使用した錘は、1073R-1乳酸菌を使用したプロバイオティクス・ヨーグルトが入っていたミニ・ペット・ボトルでした。「つむぐ」という言葉がありますが、これは、名刺の「錘」が動詞化したものです。「言葉をつないで文章を作ること」にも「紡ぐ」を使います。

 子どもたちは、4グループに分かれて作業を行いました。熱湯の入った繭を寄せるようにかき回していくと、自然に繭糸が引き出されてきました。それを縒るのに苦労しました。熱い鍋の縁に糸が当たって切れてしまったり、繭糸が上手く引き出せずに細っていって錘に巻き取れなくなったりしました。でも、子どもたちは、互いに声を掛け合いながら真剣に作業をしていました。

 あっという間に時間が過ぎていき、どのグループも調子よく紡げるようになってきたところで終わりの時刻となりました。まあまあの量の生糸を紡ぐことができました。生糸が巻かれたペット・ボトルを手に、満足げな子どもたちでした。

 生糸には、セシリンというタンパク質が含まれていて色染めを妨げるので、石けんなどを入れた湯で茹でて、セシリンを落とします。この作業を「精練」と言います。精練には、織る前の糸の時に行う「先練さきねり」と、布を織った後で行う「後練あとねり」がありました。精錬によって、生糸は「絹糸」あるいは、「絹織物きぬおりもの」となるのです。

 最後に、お世話になった吉田先生に、みんなでお礼を言いました。今回もいろいろとご準備をお世話になり、学びを支えてくださいました。ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました