8年三和創造学習「三和と京都を比べよう」その1

 5月19日(火)に、8年生が三和地域へ校外学習に出ました。15日(金)で京都の歴史や伝統を大切にしている気風をたっぷりと感じた8年生が、今度は、三和地域で大切にされていることを学び、その共通点や相違点を見つけるためです。

 出発式を行いバスに乗ると、一行は、株式会社Seasonが所有する、高杉のビニールハウスを目指しました。

 現地では、代表取締役の久保様が迎えてくださいました。まずは、株式会社Seasonについて教えていただきました。国内最大級の規模で万願寺とうがらしを栽培されている会社で、生産量日本一を目指しておられるとのことです。

 この日は、ビニールハウスで、万願寺とうがらしの収穫体験をさせていただきました。ハウス内の限られた区画にある万願寺とうがらしには、「えぼ」と呼ばれる頭の部分に緑色のテープが巻かれているものが40本あります。9年生12人でそれを収穫するのですが、一番多く収穫できた生徒には、Season特性の万願寺味噌1瓶がプレゼントされるということで、生徒たちの目が輝きました。

 スタートすると、みんな目を皿のようにしてテープの巻かれた万願寺を探しました。ハウスの中は、30度を超える温度でしたが、とても楽しそうに収穫していました。

 気になる結果発表では、1位は、5本で、何と3人が同数で並びました。思わぬ結果に、久保代表は、少し考えられて、3人全員に1瓶ずつ万願寺味噌をプレゼントしてくださるとのこと。何という太っ腹!

 質問コーナーでは、生徒たちから多くの質問があり、久保さんが丁寧に答えてくださいました。その一部を紹介します。

Q1「力を入れている商品は、何ですか?」 → A1「万願寺とうがらしです。日本最大級の規模で栽培をしています。」

Q2「ほかの店との違いは、何ですか?」 → A2「農業を会社という組織で行っていることです。個人のがんばりのみに支えられている農業は、しません。組織で、ビジネスとしてやっています。収穫した商品を早く届けることにも努めています。新鮮であるということで、飲食店から喜ばれています。」

Q3「なぜ、無農薬にこだわっているのですか?」 → A3「万願寺とうがらしには、農薬を使っていますが、2020年から作っている三和ぶどうには、農薬を使っていません。その理由は、『忙しさからの解放』のためです。主力の万願寺とうがらしの繁忙期と三和ぶどうの繁忙期が重なる時期があります。両方に農薬を散布していると、大変忙しくなります。ですから、ぶどうは、生食用にせず、完熟させて糖度を上げてからジュースに加工して販売しています。そうすると、繁忙期が重なりませんし、農薬を散布する時間も不要になります。」

 久保さんは、こうも言われました。

「農業は、稼げる産業にならないといけないと思っています。しかし、若い人たちが、農業は、キツい、汚いなど、マイナスのイメージをもっています。でも、収穫の喜びがあり、川の側で心がリフレッシュできるし、稼げます。だから、若い人たちが農業をしたいと思えるようにと、力を注いでいます。三和町は、万願寺とうがらしの日本一の産地で、年間1億2,000万円以上の売り上げがあります。そのことを誇りに思ってほしいです。」

 久保さんの熱いエネルギーが伝わってくるようでした。貴重な体験とお話をありがとうございました。

 21日(木)に、久保さんが万願寺味噌を届けてくださいました。ありがとうございました。

 味噌を作るようになったきっかけは、食品ロスをなくすためだったということです。収穫した万願寺とうがらしは、大きさや形によって選別します。商品価値の低いものは、廃棄していたのですが、万願寺とうがらし全体の売り上げが上がってくると、廃棄する量も増えていきました。これではいけないと思い、味噌に加工して商品化するようになったのだそうです。こうした発想の転換は、とても大切だと改めて思いました。

 さて、19日(火)の校外学習には、まだ続きがあります。一行は、株式会社Seasonに続いて、リバース647かわい承学校を訪れたのですが、その詳細につきましては、後日お知らせします。どうぞお楽しみに。

タイトルとURLをコピーしました