3年三和創造学習「大正~昭和時代のくらしの様子」

 2月12日(木)に、3年生が千束の三和町文化財収蔵庫に行きました。ここには、市内随一の質・量を誇る資料(史料)が保管されています。福知山市文化スポーツ振興課の岡本様、三好様に案内・解説をお世話になりました。みんなで「よろしくお願いします。」とあいさつをして入館しました。

 最初に、氷を入れて使う冷蔵庫を見せていただきました。明治に入ると、日本でも人工氷が作れるようになり、明治後半には家庭用の氷冷蔵庫が普及しました。現代の冷蔵庫と比べると小振りのサイズで、上下2枚の扉があり、上段に氷、下段に食べ物を入れ、氷の冷気で食べ物を冷やしていました。事前にこれらのことを学習していた子どもたちは、目の前の実物を興味深く観察していました。

 入り口付近に、新入荷の収蔵物が置かれていました。水瓶みずがめ徳利とっくり角蒸籠かくせいろ長持ながもち葛籠つづら角樽つのだる柄杓ひしゃくなどなど。見る物全てが初めてで、子どもたちの興味を掻き立てる物でした。子どもたちは、担任と学芸員さんから一つ一つ使い方の説明を聞き、メモを取っていました。

 時代劇で殿様が乗っていることでお馴染みの駕籠かごを見せていただきました。「『水戸黄門』で見たことがある!」と言っていた児童がいました。収蔵庫にあるのは、殿様の移動用ではなく、明治初期に作られた婚礼用です。花嫁さんが乗っていたのでしょう。駕籠の中にはむしろが敷かれていて、背もたれが設置してありました。

 駕籠の奥には、腕用わんよう消火ポンプと呼ばれる手動式のポンプやホース、水をかける管鎗かんそうとノズル、それに、ポンプを載せて移動させるための台車を見せていただきました。腕用消火ポンプは、明治8(1875)年にフランスから9台購入され、東京の消防に配置したのが最初でした。福知山各村で使われ始めたのは、明治の末から大正の初め頃だったようです。火災発生を聞けば、大勢で台車を押して現場へ向かいました。現場に到着すると、ポンプを降ろし、吸水ホース、放水ホース、管鎗、ノズルをセットし、4人がかりで把手をシーソーのように上げ下げして放水したのでした。ポンプと管鎗とノズルは、実際に触らせていただきました。

 隣の小部屋に入ると、所狭しと昔の道具類が置かれていました。電話、計算機、でんでん太鼓、滑車、蓄音機、フィルム・カメラ、ブラウン管の白黒テレビ、扇風機、現金収蔵箱という耳慣れない大きな木箱、五つ玉の算盤、アルバム、学校で使われていたチャイム代わりの鈴、お湯を入れて使う湯たんぽなどなど、枚挙にいとまがありません。子どもたちは、興味津々でこれらを見学していました。

 フィルム・カメラは、実際に触れさせてもらいました。現代の小型カメラより重量感があることに気付きました。アルバムは、めくって写真のページを見せていただきました。昔は、写真1枚を現像するのに何千円もしたと聞き、驚いていました。

 いろいろと貴重なものがたくさん見られて、触れさせていただいて、とても良い学習ができました。お世話になった岡本様、三好様、ありがとうございました。

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