4~9年生・保護者対象 ネットトラブルストップ講座を行いました

 2月2日(月)に、ネットトラブルストップ講座を行いました。講師は、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社代表取締役の篠原しのはら様で、4~6年生、7~9年生、保護者を対象に2講座をお世話になりました。

 この講座の目的は、「ネットマナーやSNS利用についての知識を獲得し、情報機器やインターネットを正しく利用できる技能や態度を育てる。」というもので、本市小・中学校で平成28年度から開催しています。

 今回も、インターネットやSNSを利用する際の注意事項やトラブルを回避するために必要な知識と技能について、大変多くのことを学びました。

 近年では、下の学年ほど新しく発売されたゲーム機の所持率が高いこと、その新しいゲーム機の便利な機能により、個人情報の流出につながる危険性があることを教えていただきました。その危険性とは、ボタン一つで12人とリアルタイムにメッセージのやり取りを行うチャットができること、ケーブルをつなぐと4人と顔を見ながらのテレビ・チャットができることです。これらにより、「見知らぬ人を部屋の中に招き入れている状態」となり、そこには補導員も警察官もいないので、大変危険なのです。だから、小さいきょうだいのいる人は、ゲーム機の使われ方をよく見て、注意をしてくださいと言われました。

 オンラインゲームなどで加害となる行為を幾つか挙げて、児童生徒に知っているかを尋ねられました。

・アンチ…特定の個人や団体への批判的なコメントのこと。又は、コメントを投稿する人のこと。

・ゴースティング…ゲーム実況・配信者のプレイ内容をリアルタイムで監視し、不正な手段で妨害する行為。

・死体撃ち…対戦ゲームで、戦闘不能になった相手キャラクターに銃撃を加える行為。

・暴言…相手の人格を傷付けるような攻撃的・侮辱的な発言。

・乗っ取り…パスワードを入手し、アカウントを乗っ取ること。ゲームでは、レア・アイテムを盗み出したり、キャラクターのパラメータを勝手に操作したりするために他人のアカウントへ侵入する行為。

・くれくれキッズ…他のプレイヤーに対して、アイテムやゲーム内通貨を執拗に要求するプレイヤー。

・チート…ゲームにおいて不正行為をすること。具体的には、ルールを無視して優位に進行する行為や、開発者が意図しない動きをさせる行為。

 皆様は分かりましたか?当ホームページの担当者は、…「アンチ」「暴言」「乗っ取り」のほかは、分かりませんでした。大切なのは、これら全てが違法行為だということです。これらの行為に限らず、知らず知らずに自他の個人情報を出してしまわないようにしてほしいと言われました。

 令和7年4月に施行された、特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律(通称「情報流通プラットフォーム対処法」「情プラ法」)についても教えてくださいました。この法律は、インターネット上の違法・有害情報の流通が社会問題となっていることを踏まえ、「被害者救済」と発信者の「表現の自由」という重要な権利・利益のバランスに配慮しつつ、プラットフォーム事業者等がインターネット上の権利侵害等への対処を適切に行うことができるようにするものです。この法律によって、SNSでの遣り取りを復元したり削除したりすることが迅速にできるようになりました。申請から原則7日以内に復元・削除の判断が下されるのです。

 例えば、有名なL○NEでの遣り取りを復元してほしいという請求が通れば、L○NEを始めたその一言目から復元されます。それを聞いた児童生徒は、とても驚いていました。

 昨年同講座で話された、撮影罪(正当な理由、相手の同意なく性的姿態等を撮影・盗撮する犯罪)、グルーミング罪(わいせつ目的で言葉巧みに児童を手なずけ懐柔する犯罪)、侮辱罪(事実を示さなくても、公然と人を侮辱する犯罪)についても触れられました。体の一部(特に服で隠れている部分)の画像を要求してきたり、面会を要求してきたりしても無視をすること、侮辱と分かる書き込みに賛同したり過激な言葉で反論したりしないなど、その留意点についても教えていただきました。今世間を賑わしている暴行動画に「いいね」と返すだけでも捜査の対象になることがあるということです。

 幼少期から長時間の動画を視聴することは、脳の発達に大きく影響することが分かってきています。特に、ショート動画がより悪影響があるようです。また、きちんと時間を決めてインターネットを活用できる人の方が、全く活用していない人より学習の成績が良いという統計結果があるようです。「自分で活用時間をコントロールできる。」というのが重要ポイントです。時間を決めてゲームやネットを使い、睡眠時間を確保すること(小学生なら8時間以上、中学生なら7時間以上)をしてほしいと仰いました。

 そして、「学校に来ることが大事なことです。学校に来て、自分と違う考え方の人と接し、意見に耳を貸すことで成長できるのです。」という言葉で講義を終えられました。

 児童生徒の感想を紹介します。

「今日、ネットトラブルの話を聞いて、ティックトック、ゲームなどは、知らない人などに見られてストーキングなどをされると聞いて、気を付けたいと思った。LINEなどで人を馬鹿にしたりすると、復元されて侮辱罪で捕まるので、イライラしている時でも、気を付けたいです。」

「ネットやゲーム機器がどんどん便利になっていって、子どもも大人も使いやすくなった時代だけど、使い方を間違えると、これから生きる人生に支障が出たり、取り返しの付かないことになったりして、お金を請求されるなど、季けんんあこともあることが分かりました。これからも注意を払って、決まりを守って過ごそうと思います。ネットやゲームの危険性について教えてくださり、ありがとうございました。」

「僕は、ショート動画を見たことがあるけど、ショート動画をたくさん見たりするのは危険ということが分かりました。スイッチで知らない人とも一緒にゲームができるなんて知らなかったです。夜中にゲームやタブレットを見ていたら脳が発達しないことが分かったので、夜中には余り見ないようにしたいです。」

「僕は、今日のお話を聞いて、SNSとの関わり方や、家での使い方をもう一度見直し、安心安全な使い方になっているか確認しようと思いました。また、自分で時間を決めてコントロールし、SNSがやめられなくならないようにしていきたいと思いました。そして、自分が使っているゲーム内のルールや、家族でのルールを守れているかを確かめ、楽しく、安全にSNSやAIを活用できるようにしていきたいと思いました。」

「僕は、これからSNSを誓っていく中で、もちろん楽しく使うこともできるけど、使い方を間違えてしまうと、自分だけでなく友達や親などにも迷惑をかけてしまうので、使い方には十分注意していきたいです。また、日常生活で困ったことがあったら、ネットに頼らずに周りの大人や家族に相談することが大切だと思いました。今日は、ありがとうございました。」

「お話を聞いて、SNSを利用すると、いろいろな人に出会えるけど、悪用する人もいるし、自分は大丈夫だと思っていても、世の中にはいろいろな人がいるから、しっかりとSNSを使うときのルールを決めたり、設定を見返したりしたいと思いました。また、小・中学生、高校生がSNSで暴力の動画や迷惑なことの動画を投稿している人がたくさんいると分かり、ばれなければいいとか、大丈夫だろうという自分勝手な思いでは、いろいろな人を傷付けるし、未成年が問題を起こすと、自分に罪があってもお金を払うのは親だから、周りの人にも親にも迷惑がかからないように、SNSの利用には気を付けたいと思います。」

 今回もとても良い勉強になりました。もっと多くの保護者の皆様にも聞いていただきたい内容でしたので、次の機会には、是非ともご参加ください。

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