2・4・7年で食に関する学習を行いました

 12月19日(金)に、2・4・7年生で、食に関する学習を行いました。南陵中学校の疋田栄養教諭を迎えて、それぞれの学年に合わせた学習をしました。

 2年では、「三つの食べものグループについて知ろう」と題し、「①三つの食べ物グループの働きを理解するとともに、食品の三つのグループ分けが適切にできる。/②食生活をよりよくしようと、好き嫌いせずに何でも食べようと工夫し、実践しようとする。」という目標で行いました。

 好き嫌いがないか、自分の食生活を振り返った後、『3匹のネズミ』という紙芝居を読み聞かせていただきました。体を作る素になる魚が嫌いな「赤ちゃん」、エネルギーの素になるパンが嫌いな「黄色ちゃん」、体の調子を整える素になる野菜が嫌いな「緑ちゃん」。3匹は、それぞれ偏った食生活によって、体調を崩しがちになったり、背が伸びなかったりしました。

 給食には、体に必要な三つの食べ物グループの食品が入っていること、健康のために栄養バランスの取れた食事が必要であることを学んだ後、子どもたちは、ワークシートを使って、給食に使われている食べ物を3グループに分ける活動をしました。

 給食だけでなく、毎食三つのグループの食べ物を食べることが大切だということが分かりました。

 4年では、「大豆について知ろう」と題し、「大豆の栄養的な特質について分かり、健康のために進んで食べようとする。」という目標で行いました。

 大豆とは、「大いなる豆」という意味があること、それは、栄養的にとても優れているという側面から名付けられたと教えていただきました。では、どんな大豆製品があるかを考え、発表していきました。しょう油、納豆、豆腐、味噌、厚揚げ、油揚げ、がんもどき、高野豆腐、豆乳、湯葉、きな粉など、本当にいろいろあるということが再確認できました。

 大豆には、①たんぱく質…体を作る。/②食物せんい…おなかのそうじをする。/③大豆イソフラボン…骨を強くする。という働きがあります。ですから、給食にもたくさんの大豆製品が出ているので、給食献立表から大豆製品を探してみました。ほぼ毎日出ていることが分かり、驚く子どもたちでした。

 学習を通して、大豆には体の成長や健康の保持増進に必要な栄養素が含まれていること、だから給食にたくさん使われているのだということが分かりました。これからも、積極的に大豆製品を食べてほしいです。

 7年では、「カルシウムを意識したバランスのよい食事内容を考えよう」と題し、「成長期におけるカルシウムの働きを理解し、友達の意見を聞いたり自分の考えを振り返ったりすることで、主体的にカルシウムを意識した食生活を実践しようとする。」という目標で行いました。

 厚生労働省の定める食事摂取基準によると、生涯で最も多い栄養摂取が望まれる年齢層は、男女共に12~14歳です。これは、体が大きくなる成長期だからです。成長期に、飛び抜けて高い摂取量が求められるのが、カルシウムです。なぜなら、カルシウムには、丈夫な骨や歯を作るとともに、出血を止める働きや、筋肉の収縮を正常に保つ働きがあり、成長期に欠かせないからです。また、イライラを沈め、気持ちを落ち着かせるという働きもあります。

 健康で丈夫な骨を育てるためには、1食におよそ300mgのカルシウムが必要です。そこで、必要量のカルシウムが取れるよう、献立を工夫する活動を行いました。カルシウムを多く含む食品には、乳製品、魚介類、海藻類、乾物、大豆製品、野菜などがあります。生徒たちは、カルシウム含有量の総量と、献立内容のバランスを考慮しながら、様々な組み合わせを考え、発表していました。

 今回の授業を通して、成長や健康のための栄養や食事の取り方を理解できたと思います。今後、自分の食生活を自分で管理していくことにつなげてほしいです。

 どの学年においても、食事と健康の関連について、興味をもって学ぶことができました。疋田先生、ありがとうございました!

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