企画の背景 /

企画の背景 

 2015年05月20日

 木津高校の情報企画科(商業科)とシステム園芸科(農業科)は、学科連携の活動としてお茶の商品を開発して近くのスーパーマーケットで販売したり、地域のイベントでのPR活動などを行ってきました。これらの活動は、農業科は「生産」、商業科は「販売」など、それぞれが役割を分担して行っていましたが、せっかく一緒に勉強するのだから"学科に関係なくみんなで研究できる方法はないか?"と考え、模索していました。

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 そんな中、「6次産業化」ということばがニュースや新聞などでよく聞かれるようになりました。6次産業化とは、簡単に言うと、農林水産業(第一次産業)に携わる人たちが、これまでは他の企業が行ってきた加工(第二次産業)や流通・サービス・観光(第三次産業)などの分野にまで関わることで、自分で生産した農林水産物の価値を高め、所得の向上や雇用の創出、農村地域の活性化をはかろうとする取り組みのことです。

 

  さらに、木津高校の隣に位置する「城山台」地区は、「農(みのり)のまちづくり」というコンセプトのもと住宅地の開発が進められています。これからこの地区の住民となる方は、「農業」への関心や興味を強く持っておられる方なのかも知れません。

 そこで、私たち木津高校は、これから発展する新しいまち「城山台」の地域の学校として住民の方々に親しまれ、愛される学校となるため、また、専門学科の生徒たちが6次産業化の社会に対応できるスキルを身につけるために、生徒たちが自らの力で運営する農産物販売所「城山台ABCマーケット」をつくることにしました。