令和5年度第1学期始業式 式辞(R5.4.7 金)
今年は、春の訪れが早く、きれいに咲き誇っていた桜の花もこの雨・風でずいぶん散ってしまい、葉桜の季節となってきました。大きな事故やケガもなく、元気に春休みを終え、学年を一つ上げて、新しく学校生活をスタートできること、今日、こうやって始業式を行うことができることを、皆さんとともに感謝したいと思います。
1学期のスタート。大きな節目、この節目のために、ゼロ学期と言われるこの1月・2月・3月の3学期間を2年生は上級生となるために、3年生は最上級生となるために取組を進め、学年をまとめてきました。週が明けた月曜日からは、85名の新入生が入学してきます。その新入生の大きな関心、いや期待の一つは、先輩のやさしさであり、頼もしさであり、尊敬できる先輩としての力強い姿であると思います。新入生は、そういう思いで皆さんを期待の眼差しで見てくることと思います。おそらく、1年前、2年前は、皆さんもそうではなかったかと思います。ぜひ、頼れる上級生、最上級生としての1年をスタートさせてほしいと思います。
2年生は、進級に伴って3学級となり、クラス替えが行われました。1年生をしっかりとまとめ上げたことは大きな力となります。その力を、それぞれが新しいクラスで、新しい友達と一緒に2年生としての学校生活につなげていってください。明日、入学してくる85名の新入生は、まず、一番身近な2年生を手本にします。その手本となる学校生活を築いてください。そして、この網野中学校のリーダーとなるために力をつけていく1年間にしていってほしいと思います。その基礎を築く1学期にしてほしいと思います。
3年生は、網野学園でも最上級生となります。これから皆さんがリーダーとして取り組む行事や取組の一つ一つが中学校最後になっていきます。それだけに一つ一つが今までとは違う貴重で価値あるものになってきます。3年生の皆さんにしかできない本物を、知恵を絞って工夫して最高のものを創り上げ、学級で、学年で、ブロックで、そして全校でおもいっきり楽しんでください。
先生は、2・3年生の皆さんに「みんなで楽しむ」、このことを、ぜひ大切にしてほしいと思っています。途中、大変でも、しんどくても、やりきる。みんなで乗り越える。そのことを皆さんは、昨年度、行事や取組、部活動で経験済です。ぜひ、学校生活の中で楽しむことを大切にしていってください。
最後に、大切にすることをもう1点。毎日の授業、大切にしてください。「できるようになった、わかった」ことを、増やしてください。そのためには、その日に学習したことを振り返ることをきちんと積み重ねることが大切です。毎時間の授業の中での振り返りにしっかりと取り組んでください。勉強は、苦手な教科もあるかもしれません。すぐに楽しいものとはならないかもしれませんが、「わかるようになった」「できるようになった」このことは、必ず、勉強が楽しくなる一歩になっていくと思います。次の学習に向かうエネルギーとなります。(後略)
校長 今度 義則