過ぎてしまえばあっという間に感じるものなのかもしれませんが、大きな環境の変化に期待と不安を感じながら、いい意味での緊張感の中でスタートした令和6年度1学期も、早いもので終業となりました。環境の変化が成長を促し、本当にたくましく力をつけました。3年生74名全員が大きく成長した関東方面での修学旅行、春季大会や丹後ブロック陸上大会をはじめ、高い目標に向かって努力する運動系部活動、生徒会スローガン作成や地域の皆様に与えていただいた発表の機会で輝く文化系部活動など、様々な活躍が見られました。合唱祭でも、練習での真剣な姿と美しい歌声が重なり、心に響く感動的な雰囲気で会場が包み込まれました。
網野学園保幼小中一貫教育では「自分と向き合う力」「自分を高める力」「他者とつながる力」など、非認知と言われる能力も含めてバランスよく育むことを目指しています。「自分と向き合う」「自分を高める」ことを実感した場面がたくさんあったと思いますが、その中でも一番を挙げるとするなら、どの場面になるでしょうか。「他者とのつながり」の連続である生活の中で、最も印象に残った「他者とのつながり」と言えば、何がそれにあたるでしょうか。節目にあたり、是非1学期の頑張りを振り返る時間を取ってください。
網野中学校では、2学期も引き続き「自分と向き合う力」「自分を高める力」「他者とつながる力」を育み、246名それぞれが「自分にはよいところがある」と実感し、居心地のよい学校に近づけたいと思っています。
明日からの夏休み、1学期の手ごたえを確認するとともに、2学期の飛躍に備えるための大切な時間となることを期待し式辞とします。
校長 吉岡 秀一