会長からのあいさつ

令和5年度PTA会長の西田大樹と申します。新型コロナウイルスも2類から5類感染症へと引き下げられ、子ども達の学校生活も徐々に以前の状態へと戻りつつあります。子ども達が健やかに安心、安全に学校生活が送れるようPTA役員の皆様のご協力を頂き、精一杯取組んでまいりたいと思います。 さて、恐縮ではありますが、私が今日まで子どもと向き合い感じてきた事を少し述べさせて頂きます。それは「自己愛」を育むことの大切さです。私達は、子ども達に成長して欲しいがゆえについつい"わからせよう"とします。言い聞かせたり、叱ったり、時には罰を与えたり、それが愛情からくるものであっても、結果的に子どもを否定し、自信喪失させてしまっている可能性があります。私の苦い経験として、子どもが小学生の時にスポーツクラブの試合を行っている中で、私自身も同じスポーツを行っていた事もあり、もっと成長して欲しい思いから「なぜ出来ない」と強く叱ってしまった事がありました。それ以来、子どもは試合中でも観客席にいる私の顔色をうかがい、これまで出来ていたプレーも出来なくなってしまいました。私はこの時に子どもとの関わり方に大きな間違いがあった事に気付きました。 自分を愛せる人は、他人と愛し愛される関係を築きます。自分が大好きだから、自分を信じる事が出来ます。自分をもっと喜ばせようと、理想の自分になる努力をします。自己愛が高い子は、自分の内側に幸せを感じるようになります。自己愛が低い子は、他人と比較して自分の外側に幸せを追い求めます。どちらの子どもに育つのか、親の関わり方が大きく影響するのではないでしょうか。親は子どもをコントロールする事は出来ません。子どもの未来を切り開くのは、子どもが自分自身の可能性に期待し続けられるようになる事です。しかし、その過程で何度もつまずき、親が出来る事は、子どもの可能性を信じ、存在価値を伝え続ける事ではないでしょうか。私も日々試行錯誤の中で、親子の人間関係から自信形成がなされ、「自己愛」が育まれて行く事を願っております。
令和5年度 PTA会長 西田 大樹

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