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2017/04/10

入学式 校長式辞

| by manager

 「春風(はるかぜ)や 闘志抱きて 丘に立つ」

 「春風(はるかぜ)や 闘志抱きて 丘に立つ」
 目をつむって深く息を吸い込むと、新しいエネルギーに満ちあふれる朝、春爛漫を告げる今日の佳き日に、久御山町長信貴康孝(しんきやすたか)様をはじめ、多数のご来賓の皆様、並びに保護者の皆様のご臨席のもと、第43回入学式が盛大に挙行できますことを、心より厚くお礼申し上げます。
 
 さて、143名の新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。先ほど担任の先生から名前を呼ばれ、しっかりと返事をして起立するみなさん一人一人の表情を見ていますと、中学3年の国語の教科書で習う、冒頭の高浜虚子の俳句のように、おだやかな春風(はるかぜ)の中で、「よしやるぞ」と我に誓った闘志を胸に、新しく始まる中学校生活への大きな期待や、意欲を感じ取ることができ、大変うれしく、また頼もしく感じました。

 そこで、みなさんの入学に際し、三つのことをお話したいと思います。
 一つ目は、職員室前に掲示してある「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。江戸時代、米沢藩主の上杉鷹山が家臣に教訓として詠み与えた歌です。やったらできる、やらなかったら何もできない、できないのはあなたがやらないからということです。前アメリカ大統領のオバマさんも演説で「Yes we can」と訴えていました。できそうもないことでも、その気になってやり通せばできます。みなさんはきっとできます。

 二つ目は、「継続は力なり、目指せ皆勤賞」。去年から設けた「皆勤賞」。去年の皆勤賞は新2年生58名、新3年生41名、卒業生54名、3年間の皆勤賞は18名でした。本当に誇りに思います。一日も休まずに、学校に来る。当たり前のことですが、これがなかなか難しいことです。風邪を引くこともあれば、熱を出してしまったり、時には心が疲れてしまうこともあるかもしれません。本人のたゆまぬ努力や強い意思はもちろん、家族の支えなしでは絶対にとれない賞です。この賞は、これからの人生の中で、自分の自信となり、ブレない自分を作る軸になるものと思います。この「皆勤賞」が、今日休みたいなあと思ったとき、心が折れそうになる自分に「頑張れ」と背中を押してくれる目標のようなものになってくれるものと信じています。さあ、みんなにチャンスがあります。「今日もよう学校に来たね」、そんな言葉があふれる久御山中学校に、みんなでしていきたいと思います。「継続は力なり」です。

 三つ目は、「みんながみんな英雄」です。どこかで聞いたことのあるフレーズです。今人気のCMで、歌手のAIさんが歌っています。出だしの歌詞、「特別じゃない、英雄じゃない、みんなの上には空がある」特別な人でなくても、英雄ではなくても、どんな人の上にも空が広がっている。つまり、みんな平等、誰しもがすばらしい才能を持っていて、誰しもにすばらしい未来や無限の可能性がある。ここにいるあなたが、みんなが主役だということです。途中、「振り向けば君がいる、前向けば友がいる」という歌詞。みんなの周りにはたくさんの仲間がいます。そんなことを教えてくれているように思います。あなたのとなりに仲間はいます。忘れないでください。

 あとになりましたが、保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。学校が多くのスポットライトが当たる舞台であるならば、家庭は緊張を解きほぐす楽屋にたとえることができます。地域の方々は大道具や小道具になるでしょうか。子どもたちが舞台で力一杯の演技ができますように、楽屋や舞台裏でのサポートをお願いいたします。
 
 結びに、久御山中学校の先生は、お子様の夢の応援者です。久御山学園の趣旨をしっかりと踏まえ、幼・保・小・中一貫的な教育の充実を図り、一つ、ほめる文化、認める文化を大切に、二つ、やってみせ、三つやってみなはれの精神で、「スピード」「パワー」「ハート」を合言葉に、「久御山ONE(ひとつになる)」で結集して、頑張る覚悟でございます。
 新入生143名の入学を祝し、本校での活躍を祈念して式辞といたします。

    平成29年4月10日 久御山町立久御山中学校 校長 南 亮司




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