平成15年度努力点 |
各学校は、学習指導要領、「指導の重点」及び『「京の子ども、夢・未来」プラン21−京都府の教育改革−』を踏まえ、校長主導の学校体制の下、教育目標と学校経営方針を明確にした創意ある教育 課程を編成し、日々の教育活動の充実を図る。また、生涯にわたる学習の基盤を培うため、教育活動全体において基礎・基本を徹底して学力の充実・向上を図るとともに、以下の ことを重点課題として特色ある学校づくりに努める。 |
1 | 小学校、中学校及び高等学校を通じた調和と統一のある教育内容を確立するとともに、
学社連携を推進し、児童生徒の学力の向上と進路希望の実現につながる指導の充実に努める。
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2 | 学習指導要領及び幼稚園教育要領の趣旨に基づく教育活動の充実を図るとともに、授
業改善を推進し個性を生かす教育の充実に努める。
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3 | 豊かな心を持ち、たくましく生きる児童生徒の育成を図るため、道徳教育の充実に努
める。また、児童生徒の健康で安全な生活の確保に努めるとともに、生徒指導に当たって
は、自らの課題を解決する意欲と実践力を育成する。特に、いじめや不登校を起こさない
指導の充実に努める。
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4 | 「人権教育のための国連10年京都府行動計画」を踏まえ、あらゆる教育活動を通じて
人権教育を推進し、その中で、同和教育上の残された課題の解決に向けて、積極的な取組
に努める。
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5 | 豊かな人間性を培う体育・スポーツ活動や芸術文化活動の充実を図るとともに、生涯
を通じて実践できる能力や態度を育成する。
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6 | 児童生徒の発達段階を踏まえ、環境教育の推進を図るとともに、国際理解教育の充実
を図る。また、高度情報通信社会を踏まえた情報教育を推進し、情報社会に主体的に対応
できる資質や能力を育成する。
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7 | 完全学校週5日制の趣旨を踏まえた教育活動の充実を図るとともに、開かれた学校づ
くりを推進し、家庭や地域社会との連携を強める中で、それぞれの教育機能を生かして、
豊かな教育環境づくりに努める。
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8 | 管理職は、豊かな識見と的確な判断に立って校務全般に優れた指導力を発揮し、教職 員は、不断の研さんと組織的な教育実践により、自覚と使命感を持っておのおのの職責の 遂行に努める。特に、校長は学校経営を評価し、改善に努めるとともに、部長、主任など は管理職と一体となり、教育活動の活性化に努める。 |
学校教育全般にわたって創意ある教育活動を展開し、児童生徒にとっては魅力ある
学校、家庭及び地域社会にとっては開かれた学校を目指し、特色ある学校づくりを通
して教育の活性化を図り、「生きる力」の育成に努める。
そのため、学校の伝統や校風を大切にし、地域や学校の実態を十分考慮した教育目 標と、それを実現する指導体制により、組織的・計画的・継続的な実践に努める。 |
(1) | 教育課程の編成に当たっては、学習指導要領の趣旨を踏まえ、各学校の課題を明確 にした教育目標の具現化を図るため、特色ある教育内容の創造に努める。 |
(2) | 教育課程の実施に当たっては、全体計画と年間指導計画の充実に努め、児童生徒に 基礎的・基本的な内容を身に付けさせ、学力の充実・向上を図るとともに、その個性、 能力の十分な伸長に努める。 |
(3) | 各学校においては、教育活動や学校運営についての学校評価等や情報の積極的な提 供を行うとともに、学校評議員制度などを活用して、家庭及び地域社会の信頼を得る 特色ある学校づくりに努める。 |
(4) | 「総合的な学習の時間」については、地域や学校、児童生徒の実態に応じて、学校 の創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開するよう努める。 |
(1) | 個性を生かし、意欲と能力を育てる教育の充実による学校の活性化 | |
(2) | 地域の自然や産業、文化、人材などを積極的に生かす教育の推進 |
(1) | 学科、系統、類・類型(コース)別の特色ある教育課程の編成 | |
(2) | 単位制、専門学科及び総合学科の特色を生かした教育の活性化 | |
(3) | 学校外の人材や組織・機関等を活用した教育の推進 |
環境を生かし、障害の種別や個に応じた特色ある教育課程の編成 |
個に応じた指導を積極的に進め、基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせると
ともに、自ら学ぶ意欲と自ら考える態度を育てる。 また、児童生徒の学力の状況を的確に把握・分析し、学力の充実・向上を目指す取 組を組織的に進める。 |
(1) | 学習指導要領の趣旨を踏まえ、授業改善を進める。 |
(2) | 指導内容の精選と重点化を図り、授業時数を確保しながら綿密な指導計画に基づき 指導する。 |
(3) | 指導目標を明確にして、児童生徒に知識・理解はもとより、自ら学ぶ意欲や思考力、 判断力、表現力などを育成するため、個に応じた指導など指導方法の工夫改善と指導 体制の確立に努める。 |
(4) | 学習指導要領に示す目標に照らして、その実現状況を見る評価を一層重視するとと もに、児童生徒のよい点や進歩の状況などを積極的に評価し、きめ細かな指導に生かす。 |
(5) | 「総合的な学習の時間」では、各教科等で身に付けた知識や技能を相互に関連付け、 総合的に働くようにするとともに、「総合的な学習の時間」で身に付けた力を各教科 等の学習の中で生かす。 |
(6) | 児童生徒の主体的、意欲的な学習活動に対応するため、司書教諭などすべての教職 員が連携して読書活動の充実や図書資料の活用を図り、学習・情報センターとしての 学校図書館の計画的な利用を進める。 |
(7) | 特別活動の実施に当たっては、望ましい集団活動や体験を通して、心身の調和のと れた発達を図るとともに、ガイダンスの機能を生かして個性の伸長に努める。 |
(1) | 基礎学力診断テストなどを活用した学習状況の的確な把握と授業改善の推進によ る学力の充実・向上 | |
(2) | 体験的な学習や問題解決的な学習などによる学習意欲の喚起 |
(1) | 生徒の学力の状況を的確に把握するとともに、習熟の程度に応じるなど個に応じ た指導による学力の充実・向上 | |
(2) | 学習に対する興味と関心を高め、自ら学ぶ態度を育てる指導方法の工夫改善 |
(1) | 学科、系統、類・類型ごとの目標と個に応じた指導の充実による学力の伸長 | |
(2) | 教科指導体制の充実と指導方法の改善による原級留置・中途退学の解消 |
(1) | 障害の状態、発達段階、特性などに応じた指導内容の精選と指導の充実 | |
(2) | 領域・教科を合わせた指導など指導方法の工夫改善 |
人間としての生き方にかかわる指導を基盤にして、児童生徒個々の目的意識を高
め、望ましい職業観や勤労観を身に付け、自らの進路を主体的に切り拓く能力や態度
を育成する。 そのため、教育活動全体を通じて、ガイダンスの機能を充実することにより、児童 生徒が自己の能力・適性、興味・関心などを的確に把握し、自己実現を図ることがで きるよう、校種間の連携を深めて組織的・計画的・継続的な進路指導を推進する。 |
(1) | 学級活動、ホームルーム活動においては、進路指導の年間計画に基づいて系統的な 指導・援助に努める。 |
(2) | 進路相談を充実して、児童生徒を多面的に理解し、より豊かに自己を生かす能力や 態度の育成に努める。 |
(3) | 勤労体験や職場の訪問・見学などの啓発的経験を得させる活動を充実する。 |
(4) | 適切な進路情報を幅広く収集整理し、積極的かつ適正にその活用を図る。 |
(5) | 進路指導にかかわる校内体制を充実するとともに、家庭や関係諸機関との十分な連 携を図る。 |
(6) | 進路に関する指導力を高めるための研修を充実する。 |
自己の特性に気付かせながら将来への希望を持たせ、その達成に向け意欲や能力を 高める指導の推進 |
(1) | 進路希望の実現を目指す学力の充実・向上と組織的・計画的・継続的な進路指導の充実 | |
(2) | 進路指導資料の整備と個に応じた進路相談の徹底 |
(1) | 目的意識を明確化させる系統的な進路指導の充実 | |
(2) | 進路希望の実現に向け、進路選択能力のかん養と学力向上を図るための指導の徹底 |
(1) | 自立し社会参加する能力の育成を図る指導の充実 | |
(2) | 進路希望の実現に向け、職場実習など個に応じた指導の充実 |
障害の状態、発達段階、特性などに応じ、障害に基づく種々の困難の改善・克服を
図りながら個性や能力の伸長に努め、心豊かでたくましく生きる力を培う。 また、すべての児童生徒が障害のある人を正しく理解するための指導を計画的に行 う。 |
(1) | 学習指導要領に基づき、個々の障害の状態、発達段階、特性などに応じた適切な教 育課程を編成し、自立し社会参加する資質や能力を育てる。 |
(2) | 交流教育を教育活動全体に位置付け、計画的・継続的に推進するとともに、障害児 教育について保護者や地域社会の理解と認識を深めるための啓発に努める。 |
(3) | 各学校間や関係諸機関と連携し、相談を重視した就・修学の指導や進路指導の充実 に努める。 |
(1) | 障害児教育方針の確立と年間指導計画の充実 | |
(2) | 特別な教育的支援を必要とする児童生徒個々の理解を深め、個々の実態を踏まえ た支援方策を検討するための校内体制の整備 | |
(3) | 障害児学級、通級指導教室の児童生徒個々の実態の的確な把握による個別の指導 計画の作成と活用及び進路を見通した指導内容と指導方法の工夫改善 | |
(4) | 障害のある人や障害児教育についての正しい理解と認識を深める指導の充実 |
障害及び障害のある人についての正しい理解と認識を深める指導の充実 |
(1) | 学部経営方針の明確化と学校として調和のある教育活動の推進 | |
(2) | 自立活動の指導の充実及び個別の指導計画による個に応じた指導の推進 | |
(3) | 高等部における職業教育の充実 | |
(4) | 医療、福祉、労働等関係機関、家庭及び地域社会との連携並びに地域における障 害児教育に関する相談のセンターとしての役割の促進 |
幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うことを基本とし、遊びを通しての指導を
中心として人間形成の基礎を培う。 そのため、幼児との信頼関係を築き、教育環境を創造するように努める。 |
(1) | 各幼稚園においては、幼稚園教育要領の趣旨を踏まえ、創意を生かした特色ある園 づくりに努める。 |
(2) | 教育課程の編成に当たっては、教育期間や幼児の生活経験、心身の発達の過程など に配慮するとともに地域の実態に即応したものとする。 |
(3) | 保育に当たっては、体験活動を積極的に取り入れ、幼児期にふさわしい生活が展開
されるようにするとともに、社会生活上のルールや道徳性を生活の中で必要に応じて
身に付けたり、基本的人権尊重の精神の芽生えを培ったりするように援助する。 また、幼児期の特性を考慮して家庭や小学校との連携を強化する。 |
へき地、小規模及び複式形態の特性を生かした教育活動を推進し、学力の充実に努 めるとともに、確かな表現力、豊かな社会性及びたくましい実践力を身に付けた児童 生徒の育成を図る。 |
(1) | へき地、小規模の特性を踏まえ、個に応じた指導を工夫するとともに、主体的に学 習する意欲と態度を育てる。 |
(2) | 複式学級の指導においては、児童生徒の実態に即し、効果的で効率的な指導計画の 作成と指導形態の工夫改善に努める。 |
(3) | 恵まれた自然や地域の産業、伝統文化など地域の素材を積極的に取り上げ、特色あ る教育実践に努める。 |
(4) | 校内の集団生活や合同授業、学校間の多様な交流を組織的・計画的に推進する。 |
(5) | へき地における学校、教職員の役割を自覚し、家庭、地域社会との連携及び学校間 の研究実践の交流に努める。 |
定時制・通信制教育の目的に沿い、生徒の就・修学の促進を図り、働きながら学ぶ
ことの意義を自覚させるとともに、生涯学習の観点や多様な生徒の実態を踏まえた的
確な教育実践を進める。 また、家庭、職場、中学校、関係諸機関、地域社会などと連携を強化しながら、個 々の生徒の学習や進路などの課題の解決に努める。 |
(1) | 定時制においては、生徒個々の実態に即した適切な指導を行い、就労と学習の規則 正しい生活習慣を身に付けさせるとともに、指導内容や指導方法に工夫改善を加え、 学校生活全体を通して学習意欲の喚起と学力の向上に努める。 |
(2) | 通信制においては、多様な生徒の実態に即して、レポート、スクーリングなどの学 習指導に工夫改善を図る。加えて、受講指導、学習方法の指導や生活面の相談など個 別指導を重視して、生涯にわたって学び続ける意欲と態度を育てるとともに、学力の 向上に努める。 |
生命を大切にする心、他人を思いやる心など豊かな人間性をはぐくむ「心の教育」 のかなめとして、児童生徒の実態を考慮しながら、教育活動全体を通じて道徳性の育 成を図る。特に、道徳の時間においては、児童生徒の道徳的な心情を豊かにし、判断 力を高め、実践意欲と態度の向上を図ることによって道徳的実践力の育成に努める。 |
(1) | 道徳教育の全体計画、学級における指導計画及び道徳の時間の年間指導計画の改善、 充実を図るとともに、これらに基づく指導の徹底に努める。 |
(2) | 学校の創意工夫を生かしたボランティア活動などの社会奉仕体験活動、自然体験活 動などの豊かな体験活動及び豊かな心を育てる読書活動などを展開し、児童生徒の道 徳性を育てる。 |
(3) | 道徳の時間では、体験活動を生かす工夫、魅力的な資料の活用などにより、内面に 根ざした道徳的実践力の育成を図る。 |
(4) | 児童生徒の心に響き、道徳的価値の自覚を促す指導方法などについての研修を深め、 道徳の時間をはじめとする道徳教育の充実に努める。 |
(5) | 授業公開などを通して、学校における道徳教育に対する保護者、地域社会の理解を 深めるよう努める。 |
(6) | 家庭や地域社会と一体となって、好ましい人間関係、豊かな感性や社会性などを培 う道徳的実践を促す環境づくりに努める。 |
人間としてよりよく生きるための基礎・基本を育てる指導の充実 |
人間としてのよりよい生き方についての自覚を深める指導の充実 |
人間としての在り方生き方に関する指導を通した道徳性を育てる教育の充実 |
強く生きようとする意欲を高め、明るい生活態度を養う指導の充実 |
教育活動全体に人権教育を適切に位置付け、児童生徒の実態を的確に把握して、教 育の機会均等を図り、学力の充実や進路保障に努める。また、基本的人権や同和問題 をはじめとするさまざまな人権問題についての正しい理解や認識の基礎と互いの個性 や価値観の違いを認め、自己を尊重し、他者を尊重する態度や実践力を培う。 |
(1) | 「人権教育のための国連10年京都府行動計画」と「指導の重点」を踏まえ、地域や 学校の実態を十分考慮した人権教育推進計画を策定する。また、校長主導の全校推進 体制を整備し、日常的な点検をしながら実践に努める。 |
(2) | 人権教育の推進に当たっては、これまでの同和教育の中で積み上げられてきた成果 と手法への評価を踏まえ、すべての人の基本的人権を尊重する心をはぐくむとともに、 同和問題を人権問題の重要な柱として位置付け、あらゆる人権問題の解決に向けた実 践的態度の育成を図る。 |
(3) | 生涯にわたって学び続ける基盤を培うという視点に立って、児童生徒の学力の向上、 修学保障に努めるとともに、多様な進路を主体的に選択できる力を身に付けさせる。 特に、課題の見られる児童生徒については、家庭との連携を強化し、個々の課題に即 したきめ細かな指導を進める。 |
(4) | 校種間の連携及び学校間の交流を強化し、児童生徒の発達段階に即した体系的・計 画的な人権教育を推進する。 |
(5) | 人権尊重を踏まえた教育活動を進めるため、研修を日常的・系統的に行い、人権意 識の高揚を図るとともに、人権教育を推進していくための認識の深化と指導力の向上 に努める。 |
(6) | さまざまな人権問題の解決を目指す総合的な取組を推進するため、社会教育や関係 行政機関との連携を強化するとともに、地域社会の深い信頼の下に実践を進める。 |
(1) | 個々の課題に即した指導による基礎学力の定着・向上 | |
(2) | 身近な問題について、自ら気付き、主体的に考え、解決しようとする態度の育成 |
(1) | 個に応じた指導の徹底を基盤とした進路指導の充実 | |
(2) | さまざまな人権問題の正しい理解と問題解決のために行動できる技能や能力の育成 |
(1) | 社会的自立の促進を図る個別指導の徹底 | |
(2) | さまざまな人権問題を自らの生き方の問題としてとらえ実践する態度の育成 |
障害の状態と発達段階に即した指導による心豊かでたくましく生きる力の育成 |
人間の尊厳という観点に立ち、教育活動全体を通じて、児童生徒の個性の伸長と社
会的資質・能力・態度の育成を図り、よりよい人格の形成を促す。 そのため、ガイダンスの機能の充実を図り、児童生徒の生活実態の把握や内面理解 に努め、個々の課題の解決を図るとともに、望ましい集団活動を通して、自らの課題 を解決する意欲と実践力を育成する。あわせて、校内指導体制を確立し、組織的・計 画的な指導を推進する。 |
(1) | 児童生徒と教職員及び児童生徒相互の心のふれあいを大切にし、深い信頼関係に基 づく人間関係の育成に努める。 |
(2) | 学習におけるつまずきやおくれなどが問題行動の要因となり得ることを踏まえ、目 的意識を持たせ、学習意欲を育てるよう努める。 |
(3) | 特別活動を充実し、ボランティア活動など社会奉仕体験活動、自然体験活動その他 の体験活動を通して、豊かでたくましい心の育成と、存在感、充実感のある学校生活 を送らせるための積極的な指導を進める。 |
(4) | いじめや不登校などについては、個々の事象に対応できる教育相談機能を充実させ るとともに、その解消に向けた総合的な取組の充実を図る。 |
(5) | 家庭、地域社会や関係諸機関との連携を強め、児童生徒の学校外の活動への参加を 促すとともに、薬物乱用を防止する指導などを徹底し、児童生徒を取り巻く環境の浄 化や健全な文化の育成に努める。 |
(1) | 基本的な生活習慣の確立と発達段階に応じた判断力、自律心の育成 | |
(2) | 好ましい友人関係の育成と体験的活動を通した社会性の伸長 |
(1) | 主体的な規律ある生活の確立と人権の尊重を基盤とした正しい判断力と実践力の育成 | |
(2) | 好ましい人間関係の育成と体験的活動を通した自主性、自発性の育成 |
(1) | 自他の生命や人権の尊重を基盤とした正しい判断力と実践力の育成 | |
(2) | 人間としての在り方生き方を深め、社会の一員としての自覚を促す指導の充実 |
(1) | 児童生徒の実態に合わせた活動を通し、正しい価値観と判断力の育成 | |
(2) | 家庭や福祉施設などとの連携による基本的な生活習慣と社会性の育成 |
健全な心身の発達を促し、創造性に富む豊かな人間性を培い、明るく豊かで生きが いある生活を営むため、生涯を通じて、体育・スポーツ、芸術文化活動に親しむこと ができる能力や態度、心情を育てる。 |
(1) | 体育・スポーツ、芸術文化活動を教育活動全体を通じて適切に行い、特色ある学校 体育の充実を図るとともに、芸術の諸能力を伸ばし豊かな情操を養う。 |
(2) | 運動することの楽しさや喜びを味わうとともに、新体力テストの結果をもとに、自 己の体力について理解し、体力・運動能力の向上に努める。 |
(3) | 競技スポーツを振興するため、家庭、地域社会、校種間、学校体育団体などとの連 携により、体育クラブ及び運動部活動の充実・発展と一貫指導体制の確立を図る。 |
(4) | 芸術文化活動の活性化を図るため、教育成果を発表する適切な場を設定し、学校間 の交流並びに校種間及び地域社会との連携を積極的に推進する。 |
(5) | 身近にある地域文化や文化財を教材として取り扱うことに努めるとともに、我が国 及び諸外国の文化や伝統を尊重する態度の育成を図る。 |
(1) | 豊かで楽しい運動経験を通した体力つくりの工夫及び体育的行事、体育クラブの 充実と児童の発達段階に応じ、地域大会への積極的な参加など競技スポーツの特性 にふれさせる特色ある活動の推進 | |
(2) | 身近な自然や芸術文化への積極的なかかわりと豊かな表現活動の重視及び学芸的 行事、クラブ活動の充実と発表会などへの参加の促進 |
(1) | 選択制授業の充実と個に応じた指導方法の工夫及び体育的行事、運動部活動の充 実と各種大会への積極的な参加、高等学校との連携による競技力の向上 | |
(2) | 表現・鑑賞活動を通した創造の喜びや共通の感動体験の重視及び学芸的行事、文 化部活動の充実と発表会などへの積極的な参加 |
(1) | 生涯体育・スポーツの基礎を培う指導方法の工夫及び特色ある運動部活動の充実、 強化運動部の指定などによる水準の高いスポーツ活動の継続・発展と競技力の向上 | |
(2) | 芸術文化諸活動を通した優れた美的体験の重視と芸術的な能力の育成及び文化部 活動の充実と活性化、各種芸術祭などへの積極的な参加 |
(1) | 体育・スポーツへの興味・関心の高揚と大会などへの積極的な参加と交流 | |
(2) | 児童生徒の表現・創造意欲の育成と個性を生かす指導の充実 | |
(3) | 豊かな感受性や表現力の伸長と各種発表会への参加 |
健康に関する総合的な認識を高めながら、基本的な生活習慣を確立させ、生涯を通
じて心身ともに健康で安全に生き抜く、たくましい実践力を身に付けた児童生徒を育
成する。 そのため、自他の生命尊重を基盤とする学校保健、学校安全、学校給食などを中心 として、各教科等とも相互に関連を図るとともに、家庭や地域社会との連携を強化 し、教育活動全体を通じて組織的に取り組む。 |
(1) | 健康安全教育の推進体制を機能させ、自ら健康な生活を営むことができる望ましい 行動への変容を図り、児童生徒の実態に即した保健指導と環境衛生管理を徹底する。 |
(2) | 薬物乱用の防止、結核をはじめとする感染症や生活習慣病の予防など健康に関する 現代的課題に適切に対応するとともに、エイズに関する指導を含む性教育を生命の尊 厳や人権尊重を基盤とした人間教育としてとらえ、発達段階に応じた指導内容や指導 方法を工夫し、系統的・総合的に推進する。 |
(3) | 事故災害等の実態を明らかにして教材化し、安全指導と安全管理を徹底する中で、 潜在危険を予測する能力を高め、安全な生活を営む正しい判断力と実践力を養う。特 に、日常的な安全管理に関する対策、交通安全指導の徹底及び地震防災安全教育の充 実を図る。 |
(4) | 食に関する指導の重要性を認識し、児童生徒の望ましい食習慣の形成や好ましい人 間関係を育てるなど、学校給食を中心とした指導の充実に努める。また、学校給食に おける食中毒防止のための衛生管理を徹底する。 |
食生活を自己管理する能力と態度の育成 |
生徒の実態把握と健康相談活動の充実などによる心の健康の保持増進 |
二輪車などの事故防止及び交通安全指導の徹底 |
障害や疾病についての理解と健康で安全な生活を営むための能力と態度の育成
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国際社会に主体的に生きる日本人としての基礎的資質を養うため、人権尊重の精神 を基盤にして、我が国の文化と伝統等を尊重するとともに、諸外国の文化や伝統を理 解し尊重する態度を育成する。 |
(1) | 国際社会に生きる日本人の育成という観点から、学習指導要領に示された各教科等 における指導内容を踏まえ、年間指導計画に位置付けるとともに、教育活動全体を通 じて組織的・計画的な実践に努める。 |
(2) | 自分の考えを持ち、相手に伝わるように表現する態度を養うとともに、外国の人々 とのコミュニケーション能力の育成に努める。 |
(3) | 国際化が進展する中、我が国の国旗と国歌の意義を理解し、これを尊重する態度を 育てるとともに、諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てる。 |
(4) | 海外から帰国した児童生徒などについては、学校生活への適応を図るとともに、外 国における生活経験を生かすなど適切な指導に努める。 |
広い視野を持ち、異なる文化を持つ人々と共に生きていく資質や能力の育成 |
国際社会において、相手の立場を尊重しつつ、自分の考えや意志を表現できる能力 と態度の育成 |
児童生徒の実態に合わせた異文化理解及びコミュニケーションの能力と態度の育成 |
身近な環境や環境問題に関心を持ち、人間と環境とのかかわりについて理解を深
め、環境の保全やよりよい環境の創造のために主体的に行動する実践的態度や能力の
育成に努める。 そのため、教職員の共通理解の下に、教育活動全体を通じて、児童生徒の発達段階 を踏まえた組織的・計画的な取組を推進する。 |
(1) | 環境教育にかかわる各教科等の指導内容とそれらの関連付けを明確にした年間指導 計画に基づき、総合的・系統的な指導に努める。 |
(2) | 児童生徒や地域の実態を踏まえ、体験的な学習や問題解決的な学習など指導方法を 工夫し、環境に対する豊かな感受性と環境に配慮した生活や行動ができる態度の育成 に努める。 |
(3) | 循環型社会を目指し、学校、家庭、地域社会及び関係諸機関の連携を図り、それぞ れの教育機能を生かした環境教育の推進に努める。 |
身近な環境に意欲的にかかわり、問題を見いだし、考え判断し、よりよい環境づくり や環境の保全に配慮した望ましい行動がとれる態度の育成 |
環境にかかわる事象の因果関係や相互関係の把握力、問題解決能力及び環境の保全 や改善に主体的に取り組む態度の育成 |
環境にかかわる諸問題を総合的に思考・判断し、賢明な選択・意思決定を行う能力 及びよりよい環境の創造活動に主体的に取り組む態度の育成 |
身近な環境に親しみ、具体的な活動や体験を通して、環境の保全や改善に取り組む 意欲・態度の育成 |
社会の高度情報化に伴い、児童生徒の発達段階に応じ、情報手段を主体的に選択 し、活用する情報活用能力の育成に努める。 |
(1) | 教育活動全体を通じて情報教育が推進できるよう、各教科等の目標や内容及び相互 の関連を踏まえ、年間指導計画に位置付ける。 |
(2) | 各教科等の指導に当たっては、情報通信ネットワークやコンピュータ等の教育機器 を積極的に活用して、児童生徒の興味・関心に応じた主体的な学習を展開するなど、 指導方法の工夫改善に努める。 |
(3) | 情報教育を推進する組織体制の整備を進め、発達段階に応じて、情報の価値につい ての認識を高めるとともに、情報モラルに関する指導の充実に努める。 |
情報通信ネットワークやコンピュータ等を身近な道具として慣れ親しみ、抵抗感な く使いこなせる能力と態度の育成 |
情報通信ネットワークやコンピュータ等を、主体的に学び他者とコミュニケーショ ンを行う道具として積極的に活用する能力と態度の育成 |
(1) | 情報通信ネットワークやコンピュータ等の活用を通して、主体的に学び考え、自 分の意見を的確に表現できる能力と態度の育成 | |
(2) | 海外との交流、進路情報の取得等、多様な目的のための情報活用能力の育成 |
児童生徒の実態に合わせた情報活用能力と態度の育成 |
教職員は、教育公務員として公教育に課せられた使命と責任を自覚し、教育関係諸 法令を守るとともに、教職に対する愛着と誇りを持ち、心身の健康管理に留意して、 豊かな人間性、広い社会性及び高い専門性を基盤とした実践的指導力の向上を図り、 府民の信託と期待にこたえなければならない。 |
(1) | 教職員は、人間の成長や発達についての深い理解と児童生徒に対する教育的愛情を 持ち、児童生徒や保護者との信頼関係を確立するとともに、ボランティア活動など広 く社会とかかわり、学校の内外を問わず、幅広い人間関係を築くことによって、自己 の人間性を豊かにするよう努める。 |
(2) | 教職員は、広い視野から社会の変化や時代のニーズを的確に把握する感性を持ち、 常に意識改革に努めることにより、児童生徒や保護者の多様な価値観に適切に対応す るとともに、教職員相互の連携・協働体制の確立を図り、組織としての学校の教育力 を高めるよう努める。 |
(3) | 教職員は、専門分野についての豊かな知識に基づいた確かな指導力と自ら学び続け る意欲を持ち、常に計画的・継続的な教育実践に取り組み、京都府公教育の推進を目 指す。 |
教職員は、不断の研さんによって自己の人格の陶やを図るとともに、その職務の遂 行に当たっては、社会の変化を的確に把握し、学校教育に寄せられた期待にこたえる よう努めなければならない。 |
(1) | 校長は、年間研修計画などを策定するとともに、研修組織を整備し、教職員の研修
と研修成果の発表の機会を設定して、学校の教育力の向上に努める。 特に、初任者及び10年経験者研修の趣旨を踏まえ、勤務校研修の充実に努める。 |
(2) | 教職員は、京都府総合教育センターや本府などが行う各種の公的研修に積極的に参
加し、その成果を校内研修や教育実践に生かすなど、常に指導力の向上に努める。 特に、中堅教員は、教育活動の中心としての自覚と力量の向上に努める。 |
(3) | 国の研究機関、大学・大学院、民間企業等での長期研修や海外派遣研修参加者の研 修成果の活用とその波及を図る。 |
(4) | 公教育を進める研究会は、教育委員会との密接な連携の下に教育水準の維持、向上 を図るため、それぞれの教育課題を踏まえた研究活動を進める。 |