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W 国語力の育成を考える
 4 国語教育についての基本的な認識
国語教育は社会全体の課題   国語教育に関わることについて、その重要性を文化審議会答申では「学校教育だけに限定できるものではない」とし、学校教育だけではなく、家庭教育・社会教育などを通した課題とすることが述べられています。
 本府の「まなび教育推進プラン」でも、
  ○確かな学力の基盤となる「国語力」の育成
  ○家庭における学習の習慣化
  などを施策の基本方針とし、学校の教育活動全体を通じて、また学校内外の学習支援を通じて取り組むように項目が掲げられています。
 つまり、言葉に関わる国語教育の問題は、国語という教科だけで取り扱う問題ではなく、学校・家庭・社会全体で取り組む課題と言えると思います。 
言葉への信頼を育てることが大切   言葉の乱れなど、言葉への社会的関心は高いですが、一方で文化審議会答申の指摘にもあるように「言葉への信頼」が現在薄らいでいることも否定はできません。
 「言葉への信頼」は、コミュニケーションを通して育まれる面もあり、家庭や学校で十分なコミュニケーションが行われることが望まれます。
情緒力・論理的思考力・語彙力の育成   国語力を形成する力を、文化審議会答申は次の2点に大別し、さらに「語彙力」がそれらを根底で支えていると捉えています。
 ○論理的思考力(考える力)
 ○情緒力・想像力(感じる力・想像する力)
 社会的な要求としては前者に焦点が当てられることが多いかもしれませんが、どちらかだけを重視するのではなく、両方を同時に育成していくことが必要です。
 そして、人間の思考は語彙に支えられているので、根底で支える語彙力の育成もあわせて行っていくことが求められています。 
「自ら本に手を伸ばす子供」の育成   読書は、「論理的思考力」「情緒力・想像力」「語彙力」すべての力に深くかかわっています。  
 しかし、読書に関して行われた意識調査では、後の「国語力を身に付けるための読書活動」で述べるように、子供だけではなく大人にも読書離れが見られることが指摘されています。  
 まずは、「自ら本に手を伸ばす子供」を育てることが望まれています。 
発達段階に応じた国語教育   国語力の育成については、最も適当な時期に、最も適切な方法を用いて行うことが必要となります。発達段階を無視して行うと、時には逆効果になるおそれもあります。
 文化審議会答申では、「発達段階に応じた国語教育」を考える一つの目安として、後に挙げるような、脳科学の知見を参考にすることも例示されています。


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