9月17日(水)5、6校時、2年生が華道、きもの着付け、風呂敷、和食の4つの分野に分かれ、それぞれ日本文化体験を行いました。
【和食体験】
講師に福島鰹株式会社から福島辰治氏をお招きし、だしに関する講義を聴いた後、鰹節削りやだしの飲み比べを体験しました。
《生徒の感想》
・料理の中でうまみ成分を考えたことは今までになかったが、昆布と鰹節によるうま味の相乗効果を身をもって感じることができた。料理への関心や、だしをとってみたいという気持ちが生まれた。
・初めて鰹節を削ってみて、むずかしさと面白さが分かってもっといろいろ知りたくなった。

【華道体験】
講師に華道部でもお世話になっている長尾由佳先生をお招きし、華道の歴史や道具などの話を聞きまし
≪生徒の感想≫
・枝の向きによって作品の印象が変わって面白かった。
・1回切ってしまうと長さを変えることができないので、すごく切るのに緊張した。自分で考えて花を生けるのが楽しかった。
・自分のアイデアを表現するのが楽しかった。刺す場所や向きによって、印象がすごく変わったと思う。

【きもの着付け体験】
6名の講師の先生をお招きし、着物の着付けや座礼を学びました。
《生徒の感想》
・自分一人で初めて着付けをしてみたけれど、本当に工程が多くて難しかった。毎
日この工程で着物を着て 1 日過ごすという昔の生活は考えられないけれど、今の時
代でも年に何度か着てみたいと思えた。一人で着られるようにもなりたいけれど、
今回のように友達と協力してお互い着方を確認しながら着るのも楽しかったので
機会があればまた体験したい。
・今回の着付け体験を通して、複雑で大変だと思いましたが、そこが着物
のよさだとも思いました。その複雑さによってサイズが調整でき、何代にもわたって着られるのだと学びました。また機会があれば着てみたいです。

【風呂敷体験】
宮井株式会社から、小山祥明先生をお招きして、前半は風呂敷の歴史や世界の風呂敷文化について学び、後半は風呂敷包みの体験を行いました。実生活でも使える風呂敷の包み方を学ぶことができました。
≪生徒の感想≫
・思っていたよりも簡単に物を包むことができて、容量も大きくて驚いた。丈夫で持ち運びにも便利だと実感したので、エコバッグ代わりに持っていようと思う。
・風呂敷の包み方がいろいろあって面白かった。それぞれの包み方に物が落ちない工夫があって感動した。
・風呂敷には思ったより奥深い世界があるとわかった。ただの1枚の布がこれだけ人の生活を支えていることを考えると神秘的にさえ思えた。昔の人々がいろいろな工夫を凝らして作り上げてきた大事な伝統であると実感できたが、現代の生活の中で失われつつあるとも身に沁みて感じた。この体験をもとに実生活のどこかに取り入れていきたいと思った。
