園部小学校の紹介 南丹市園部町は、京都府のほぼ中央に位置しています。「園部」の地名のおこりは、この地方一帯が米づくりに適した肥沃な土地のため、4世紀頃、大和朝廷の「荘園」として米づくりを担った「部」(職業部)であったからとされています。江戸時代に入って、元和5年(1619年)に小出吉親が園部城を築き、以来3万石の城下町として栄え、山陰道の交通の要衝、口丹波地域の政治・経済・文化の中心地とされてきました。 令和元年(平成31年・2019年)は、元和5年(1619年)に園部藩が成立して400年の節目の年にあたり、立藩400年を記念して園部の歴史を振り返り、郷土愛を育む様々な取組が進められてきました。 現在、園部町には市街地と住宅地、田園が広がる農村風景の調和のとれた綺麗な町並みが広がっています。平成22年3月にJR嵯峨野線の複線化工事が終了、平成25年4月には京都縦貫自動車道が大山崎ICまで開通し、南は名神高速道路とつながりました。北は平成27年7月に舞鶴自動車道まで全面開通して、園部町の交通の便はとてもよくなってきています。 町の南、大阪府に近接する「瑠璃渓」(るりけい)は、全長4㎞におよぶ渓谷に奇岩怪岩が連なる景勝地で、多くの観光客やハイカー、キャンプを楽しむ家族連れなどで賑わっています。「るりけい温泉」の開業とともに関西の奥座敷として広く知られ、環境庁の「音風景百選」にも選ばれています。明治2年建立の「日本で最後の城」と言われる園部城の櫓門や番所、菅原道真公の生存中に創始された日本最古の生身天満宮など観光名所も数多くあります。 市街地の中心に位置する本校は、小向山の麓、園部川の畔にあります。平成27年4月、旧園部小学校、旧摩気小学校、旧西本梅小学校の児童がともに学ぶ新たな園部小学校として開校しました。春は桜並木、秋は色鮮やかな紅葉に彩られ、四季の移ろいを肌で感じ取れる豊かな自然に囲まれた学校です。 |