同窓会より

 おはようございます。成和中学校同窓会長の佐竹です。成和創立70周年の記念すべき年に当たり、お祝いのご挨拶を申し上げます。いまだに続くコロナ禍の中で皆さんの前に立つことができずにこんな形で挨拶をすろことは残念ですが、お許しをいただきたいと思います。
 昭和28(1973年)年4月に成和中学校が新しくこの地に建設されて「開校式」がグランドで行われました。ちょうど私は、2年生で成和の生徒となりました。入学は、「南陵中学校」で上豊富分校があり、修斉小学校の一部の生徒も入学しました。第2次世界大戦が終戦して、8年「講和条約」が成立した年であり、「成和」の名前がついたとの説明を聞きました。まだ体育館は完成しておらず、グランドでの開校式となりました。グラウンドも整備中で、体育の授業はもっぱら校庭の石拾いなどを行いました。当時は修斉と上豊富それに天津小学校からの生徒が成和中学校に入り、4クラス160人の同級生がいました。そのあと何年かして「佐賀小学校」からもスクールバスが来るようになってにぎやかな中学時代を過ごした記憶がのこっています。また、昭和28年には、福知山市内は水害に見舞われました。今の市民病院周辺は湖と化し、稲刈り後の稲木や家畜の牛が流されていく様子を眺めていました。水害で泥をかぶった道路の片付けに学校から出かけ、みんなで頑張った思い出が残っています。

 卒業してからは、それぞれの道に進み、日本だけでなく世界のあちこちで頑張っている同窓生がたくさんいます。50周年記念行事を行ったときは、当時ドイツで活躍していた同級生をわざわざ日本に呼び戻して「講演会」を開催して在校生の皆さんにも聞いていただく機会を作りました。同時に記念誌を発行して、各年度の同窓生から原稿の提出をうけて、校下全体にお配りした取り組みもありました。同窓会も70年近くなり、同窓生は増えていますが、高齢化が進んでいます。節目ごとの記念行事を取り組む組織力もなくなっています。70周年も地域で祝福する力もなくなり、ささやかな記念品の提供になってしまいました。お許しをいただきたいと思います。

 これから80周年、100周年と成和中学校が発展を遂げ、同窓生の皆さんがさらに全世界で活躍されることを心から祈念しまして、お祝いの挨拶とさせていただきます。大変失礼をいたしました。

 令和4年10月28日 成和中学校 文化祭にて

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