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「夢をかなえる場所がここにある」「勉強も、部活も、全部。」 京都府立西舞鶴高等学校

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〒624-0841  京都府舞鶴市字引土145

理数探究科1,2年生(希望者)
~冠島でのオオミズナギドリ調査~
令和5年6月16日~18日
 6月16日(金)〜6月18日(日)、本校理数探究科生徒8名が、冠島でのオオミズナギドリ調査に参加しました。
 冠島はオオミズナギドリの集団営巣地として国の天然記念物に指定されており、通常上陸は禁止されています。
 本校理数探究科では、希望生徒が舞鶴市や環境省からの特別な許可を得て、冠島に上陸し、オオミズナギドリの標識調査の補助を行いながら、本校生徒の探究テーマである「オオミズナギドリの日周行動」について、毎年データを取っています。
 無人島である冠島での調査は、まずテントをはって、自分たちの生活するスペースを作っていくところから始まります。水や食料も現地に運び込み、生態系を壊さない程度に繁茂している植物を刈り取り、生活できる空間を確立します。
 その後、夜の調査に向けて調査エリアの下見と準備に行きます。冠島は人の手が入っていない原生林に近い植生で登山道などもありません。あたりはオオミズナギドリの巣穴が多数あり、気をつけながら移動する必要があります。
 夕方になるとオオミズナギドリが帰島前に冠島の周囲を反時計回りに周回する「鳥周り」と呼ばれる現象が見られます。生徒たちは、望遠鏡を用いて個体数をカウントしました。日によって計測される個体数にばらつきがあるなど、わかっていないことが多いです。
 夜になると冠島調査研究会の標識調査の補助を行いました。区画内にいるオオミズナギドリを手で捕まえ、足にリングを付けたり、リングの文字を読み取り記録したりします。高校生チームで捕獲したオオミズナギドリの中には、なんと32歳という長寿の個体も含まれていました。(捕獲したのは1年生生徒(16歳)です。)
 これらのデータは標識調査の管理を行っている山階鳥類研究所で今後保管されていきます。
 本校は今後、得られたデータをまとめ、考察、発表し、体験を通じて感じた舞鶴の自然の素晴らしさについて広く伝えていく活動を行います。

冠島が近づいてきました

専門家の狩野さんから話を聞いています

夜の調査に向けて準備をしています

カウント調査中

オオミズナギドリが帰島してきました

皆で生活した経験もとても貴重でした

バナースペース













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