「夢をかなえる場所がここにある」「勉強も、部活も、全部。」　京都府立西舞鶴高等学校

３学期 終業式

令和６年３月19日

校長式辞

校長先生からは次の話がありました。 　みなさん、おはようございます。 　令和５年度、最後の式典になります。 　この１カ月ほど、春を感じさせる非常に暖かい日があったり、地域によっては少し小雪が舞う寒い日があったりと、服装を選ぶのに迷うような気候となっております。そのような中でも、少しずつ春は近づいてきています。 　３月１日に卒業式が挙行され、昨日は高校入試中期選抜の合格発表がありました。４月９日には入学式があり、約３週間後には令和６年度が本格的にスタートします。 　卒業式では、前生徒会長の山村さんが卒業生を代表して答辞を述べられました。西舞鶴高校の卒業式は全日制と通信制が合同で行いますので、通信制課程の代表者と二人による答辞でした。 　答辞の中で、山村さんは在校生のみなさんに向けて次のように述べられました。 「高校時代は長いようでもあっという間に過ぎていきます。今できることを最大限に楽しんで、一日一日を大切に高校生活を送ってください。今を大切に過ごすことが、みなさんが卒業されるときに、後悔のない高校生活を過ごしたという実感を与えてくれるものと信じています。みなさんとともに学ぶことができて良かったです。ありがとうございました。」 　その他にも、御家族やお世話になった先生への感謝の気持ちなどが綴られた大変素晴らしい答辞でした。 　私も、ここにいるみなさんには、「今できることを最大限に楽しんで、一日一日を大切にして、充実した高校生活を送ってほしい」と願っています。 　さて、みなさんが充実した高校生活を送るための必要条件には、どのようなことが考えられるでしょうか。 　希望進路の実現に向けた学習、府大会や近畿大会さらには全国大会を目指しての部活動、ボランティア活動や個人の趣味といった打ち込めるものがあることが考えられますが、そういったことだけでなく、私はみなさんの安心・安全が確保されていることが一番重要であると考えています。充実した高校生活のためには、安心・安全が欠かせません。 　安心・安全とは登下校中の交通安全、災害から身を守ることはもちろんのこと、お互いが嫌な気持ちになるような言動がなくなることを指しています。これには直接のものだけでなく、SNSを利用した見えにくい陰で行われることも含まれています。私は、そういったことがなくなることを強く願っています。残念ながら、今年度、一部ではありますが、そのようなことがあり、安心・安全が損なわれる状況があり、その都度、必要な指導がなされました。 　未熟さからの間違った言動により失敗をすることはあり得ますが、たとえ失敗したとしても、その時に学んで欲しいと思います。自分を変えられずに、成長を止めてしまうことのないようにしましょう。西舞鶴高校での生活は、みなさんにとって広い意味での学びの場なのです。 　４月には、新しい出会いや新しい経験がみなさんを待っています。その中で、みなさんの新しい可能性が開花することを心から楽しみにしています。室町時代の能楽の大成者である世阿弥による「初心忘るべからず」という言葉、みなさんは知っていると思います。これには、どんなに成長しても、どんなに大きな成功を収めても、何かを始めたときに上手くいかなかった記憶やそのときの悔しさを忘れないようにという意味が込められています。入学や進級といった節目に抱いた初心を忘れずに、４月を迎えてほしいと思います。 　今日からの３週間の過ごし方で、新年度のスタートがどのようなものになるかが変わります。この後、担任の先生から、春休みの過ごし方といった話がありますが、一人でも多くの西高生が新たな決意を行動に移せることを願い、３学期終業式の式辞とします。

教務部長訓話

教務部長からは、次のような主旨の話がありました。 　西舞鶴高校は安心して勉強・部活動に取組める学校です。春は出会いと別れの季節、新入生も入学してきます。高校生活を謳歌してください。

伝達表彰  ２年生　上林さん

最後に伝達表彰、活躍した生徒の紹介がありました。 　２年生　上林さん 　　第69回青少年読書感想文京都府コンクール 京都府学校図書館協議会長賞 　受賞 　１年生 田中さん 　「2024オープントーナメント大阪城杯冬の陣　高校1年男子重量の部(60キロ以上)」準優勝。6月に行われる第29回オープントーナメントグランドチャンピオン決定戦全日本少年少女空手道選手権大会出場決定。

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