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「夢をかなえる場所がここにある」「勉強も、部活も、全部。」 京都府立西舞鶴高等学校

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〒624-0841  京都府舞鶴市字引土145

 3学期 始業式
 令和6年1月9日

 校長式辞
 校長先生からは次の話がありました。
 
 式辞の前に、1月1日に発生しました「令和6年能登半島地震」により、甚大な被害が発生し、多くの方々がお亡くなりになられましたことに対しまして、謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。被災地の一日でも早い復旧を願っております。また、2日に羽田空港で起きました航空機事故により亡くなられた海上保安庁の5名の隊員の方々に対しましても、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、負傷された方々にお見舞い申し上げます。
 2学期の始業式でも、8月の台風7号による被災に対して、お見舞いの意を表した訳ですが、あらためて、自然災害の怖さを感じるとともに、災害が起きたときに自分にできることは何か、事前に備えるべきことは何か、考えさせられました。

 今日は、危機管理、自己改革などの話をします。
 「茹でガエル現象」というのを聞いたことがありますか。カエルを熱湯に入れると驚いて飛び出しますが、カエルが入っている水を少しずつ熱くしていくと、熱湯になるまで気が付かず、茹で上がって死んでしまうというものです。あくまでも危機管理を考える際の比喩です。
 自分の目の前で、今まさに起きた危険なことについて、何もせずにいるということはないと思います。我が身を守るため、状況によっては家族や友人を助けるための行動を取ると思います。しかしながら、じわじわとゆっくり迫り来る危機は少し違います。ここでは命にかかわるものだけでなく、大切にしている取組が上手くいかないこと、つまり失敗なども含めて考えてください。学校での活動に限らず、世の中には期限のあることが多く、締め切りを意識した早めの行動、綿密なものだけでなく大雑把なものも含めた計画性、時間の逆算などが大切です。長期休業での課題、定期考査に向けた学習、学校祭での取組、余裕のある受験会場への移動などについて言えると思います。直前に慌てなくてもよいように、余裕をもった備えを心がけましょう。具体的にどのような行動を取るかは自分で考えてください。同じ事象であっても、答えは人によって違います。

 次に伝えたいのは、こういう話を聞いて、みなさんの意識や行動が変わることが大切だということです。京都府北部、今の京丹後市出身で、プロ野球の世界で選手として、監督として活躍された野村克也さんが大切にされていた言葉を紹介します。
  心が変われば態度が変わる。
  態度が変われば行動が変わる。
  行動が変われば習慣が変わる。
  習慣が変われば人格が変わる。
  人格が変われば運命が変わる。
  運命が変われば人生が変わる。
 他人を変えることは難しいですが、自分を変えることはそれほど難しくはありません。自分のどこをどのように変えていくかは、これも自分で考えてください。

 今年の干支は「辰」です。天を駆ける竜のダイナミックな動きから、辰年は、物事が目に見えて大きく動き、変わっていく年と考えられ、良くも悪くも予想外の変化が起こる一年になると言われているそうです。
 これまで、いろいろな場面で話しましたが、私たちは激動の時代を生きています。
この中にも、時代が変化するスピードが年々増していると感じている人は多いと思います。世界中で五千万人の利用者を獲得するのに、自動車は62年、テレビは22年、コンピュータは14年かかっています。一方、携帯電話、インターネット、クレジットカード、SNSというインフラが整備されたことにより、YouTubeやPayPayは4年、Facebookはたった3年で五千万人の利用者を獲得しています。ちなみに、Pokémon goはわずか19日だそうです。
 私たちの身のまわりはとてつもないスピードで変わっています。
 みなさんには、学力はもちろんのこと、激動の時代を力強く生き抜くための様々な力を身に付けてほしいと願っています。今年も、みなさんの成長を同窓会や地域の方と協力して支えていきたいと思います。

 最後に、受験を控えた3年生へ。週末には大学入学共通テストがあります。模擬試験とは違いますから、1つの科目が終われば、振り返らずに次の科目に備えましょう。常に次に向けた行動を取りましょう。1日目が終わっても、自己採点などせずに2日目に備えましょう。私大や国公立大の一般入試、個別入試に対しては過去問を使った学校ごとの対策をしっかり行いましょう。そのために、進路指導室にある資料を活用してください。
教務部長訓話 
 教務部長からは、次のような主旨の話がありました。

 1月2日のサッカーの全国大会において、被災された石川県の星稜高校は応援団が来れなくなり、代わりに他の学校の選手が自主的に応援団になったそうです。このように、困っている人を助ける行動や優しさなどの集団の力は素晴らしいと感じました。
 マサチューセッツ工科大学の先生の「成功の循環モデル(関係・思考・行動・結果のサイクル)」は、コミュニケーションなどで関係ができると、思考が変わり主体的な行動がとれるようになる。そして結果に表れる、というものです。学校においても同様のことが言えると思います。クラス・学校・部活動など集団の質を上げていきましょう。進路結果にもつながります。まずは気持ちのいい挨拶から心がけましょう。

 終了後、LHRを行いました。

バナースペース

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