京都府立西舞鶴高等学校

令和７年度日本水産学会近畿地区後期例会に参加しました令和７年12月14日（日）
京都大学農学部総合館において開催された「令和７年度日本水産学会近畿地区後期例会」に、本校理数探究科から３名の生徒が参加しました。　本例会では、水産・海洋分野における最先端の研究に関する特別講演や、大学院生・高校生による研究発表が行われ、幅広い研究分野や研究手法に触れる貴重な機会となりました。生徒たちは、研究者や大学生による発表を通して、専門的な研究がどのような問いから始まり、どのように検証・考察されていくのかを学ぶことができました。また、他校の高校生による取組や研究内容を知ることで、自身の探究活動を見つめ直すきっかけにもなりました。　本校の発表では、長年にわたり蓄積してきた舞鶴湾および丹後海における環境調査データをもとに、クロロフィル蛍光と環境要因の関係について分析した内容を報告しました。今回は、先輩たちが取得した過去データも活用し、植物プランクトンの分布や河川流量との関係について、オープンデータを用いた分析にも挑戦しました。　また、今回の発表に向けて、理数探究科１年生の希望者がチームを組み、データ分析に取り組みました。試行錯誤を重ねながら分析を進める中で、興味深い結果を得ることができ、データをもとに科学的に考察する力を高める貴重な経験となりました。　本学会への参加を通して、生徒たちは、研究の奥深さや学問の広がりを実感するとともに、自身の探究活動をさらに発展させていきたいという意欲を高めました。今後の課題研究や発表活動に、この経験を活かしていくことを期待しています。
京都大学で発表しました