栄養教諭と学級担任から、「骨を強くするための工夫」をテーマとした食育授業を行いました。宮津市から骨密度計をお借りし、事前に骨密度測定を行いました。授業では、始めにその結果を返し、自分の生活を振り返りました。
栄養教諭から①中学生の時期に骨を強くする重要性、②強い骨を作るための食事、③強い骨を作るための生活について学び、必要なカルシウムがとれる晩ごはんを考え、交流しました。最後に、普段の生活を振り返り、改善できることを発表しました。この授業をきっかけに、普段の食生活を見直し、様々な場面で活躍してほしいと願っています。
また、希望者を対象に栄養教諭と個別で相談を行いながら、食生活の改善を行い、2学期に骨密度の再測定をし、骨密度等の改善を目指します。
<生徒の感想>
今日初めて知ったことが多かったです。今まで意識できていなかったけど、カルシウムがとれる食べ物がわかったので、たくさん食べようと思いました。また、休みの日でもできるだけ体を動かすことを意識していこうと思います。
骨密度と運動・朝ごはん・睡眠の関係は!?
骨密度と食生活アンケートの結果の分析を行いました。その結果、朝食を毎日食べているグループとあまり食べていないグループでは、朝食を食べているグループの方が骨密度が高い結果となりました。また、運動についても、運動量の多いグループと運動量の少ないグループでは、運動量の多いグループの方が骨密度が高い結果となりました。さらに、寝るのが早いグループと寝るのが遅いグループでは、寝るのが早いグループの方が骨密度が高い結果となりました。
今回の骨密度測定では1~5の判定結果となり、「1:骨密度が高い、2:骨密度が少し高い、3:普通、4:骨密度が少し低い、5:骨密度が低い」となります。 |

朝食を食べないとエネルギー、カルシウムやビタミンD、たんぱく質などの各種栄養素が不足することが考えられるので、骨や体の健康のためにも、簡単なものでもよいので、毎日欠かさず食べることが大切です。
また、学校に徒歩や自転車で登校することや、体育の授業を一生懸命頑張ること、週末に少し運動することなども骨の健康には大切だと考えられます。
また、22時から睡眠中に成長ホルモンが出るとされているので、SNSやゲームなどで夜更かしせず、しっかりと睡眠の時間を確保することも成長期には大切です。