くらしデザインコース3年生の教室をのぞくと、国語の授業の中で、生徒たちが自分で選んだ本を静かに黙読している姿がありました。静かな教室にページをめくる音がだけが響く、穏やかな時間でした。
高等部3年のこの時期、読書習慣を身につけることは、とても大きな意味をもっています。読書は、自ら選び、自分のペースで楽しんだり学んだりすることができる、かけがえのない活動です。本の中で出会う登場人物の気持ちや価値観に触れることで、社会性や共感力が自然と高まります。また、絵や文章から必要な情報を読み取り、自分で考え、判断する力も高まります。
これらの力は、卒業後の仕事の場面で、マニュアルを読んだり、指示を理解したりするときに活かされます。日々の生活においても、必要な情報を自分で調べ、よりよい選択をするための土台になります。

