和束町の宇治茶の茶畑景観

文化的景観

山城地域南部に位置する和束町は、山がちな地形で町の中央を木津川の支流である和束川が丘陵を刻むように流れています。和束町を特徴付ける産業は茶生産で、町内各所に山裾から山頂近くまで丘陵の起伏に沿って茶畑が広がっています。
生産されているお茶は、「玉露ぎょくろ・かぶせ茶・煎茶せんちゃ碾茶てんちゃ・番茶」など、日本茶のほとんどの種類に及んでいます。府内でも有数の宇治茶の生産地として知られ、煎茶の生産量は府内第1位です。茶畑は起伏に富んだ地形を巧みに利用し、大きな改変をすることなく営まれています。
 丘陵頂部から裾に至る良好な茶畑景観の中に、古墳や古道、さらには石仏、摩崖仏まがいぶつなど当地のもつ文化財を含み込んで、南山城を印象深く特徴付ける文化的景観となっています。
(平成20年1月24日 京都府景観資産に登録)

 選定年月日 平成20年3月21日
 面積 約96ha
 選定区域 相楽郡和束町字石寺、字白栖、字撰原、字釜塚、字原山の各一部
 地図 こちら(京都府・市町村共同GIS)のページへ
 選定理由 農林水産業に係る景観地
 宇治茶生産の景観 宇治茶生産の景観
  
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