向日市西ノ岡の竹の径・竹林景観

文化的景観

向日市西ノ岡丘陵に広がる竹林では、近世以降孟宗竹もうそうちくの筍栽培が本格化し、付近で産する筍は特に乙訓地域を代表する名産品となっています。竹林景観は季節毎に行われている京都式軟化栽培と呼ばれる独特の作業によって様々に変化していきます。
 選定範囲は、京都府景観資産として、平成20年11月10日に登録された「西ノ岡・竹の径 緑の散策路」と同じ範囲で、全長1.8kmの市道と竹林等計9.8haで構成されています。向日市では、地元の竹産業振興協議会の協力を得て、「竹の径」と名付けられた散策路を整備し、案内板の設置も行われ、訪れる人も増えています。

 向日市西ノ岡の竹の径・竹林は、伝統的で独特な筍栽培技術に支えられた府内の代表的筍生産地であり、竹林内には寺戸大塚古墳など貴重な文化財も残されている良好な文化的景観です。

 選定年月日 平成22年3月23日
 面積 約9.8ha
 選定区域 向日市物集女町長野、中海道及び寺戸町芝山の各一部
 地図 こちら(京都府・市町村共同GIS)のページへ
 選定理由 農林水産業に係る景観地
 竹の径の景観晩秋の竹林(フリワラが敷かれている)
  
竹林へのツチイレ作業フリワラの準備
  
タイトルとURLをコピーしました