1学期終業式 式辞

おはようございます。

本日で、1学期も終了となりました。4月始業式・入学式から始まり、3年修学旅行、春季大会、丹後ブロック陸上、合唱祭等、1学期は、コロナ前の学校生活にずいぶん戻ってきました。その中で、皆さんの笑顔であったり、一生懸命に真剣に取り組む姿であったり、優しさや心の温かさ、心使いや気配り、周りの人と協力する姿、クラス・学年のまとまった時の力強さ、根気強くあきらめない気持ち、堂々と自分を表現する姿等、先生は多くの場面を見て、皆さんのこの1学期の成長を感じました。今もですが、話す人を見てしっかりと話を聞く姿勢は、いつも感心しています。

今、この1学期見てきた皆さんの姿・頑張り・力を述べましたが、この力はとっても大切で、数字などで測ることはできない、点数としては表すことはできない力です。試験やテストの結果も大切ですが、それ以上に大切な力と思っています。点数として出ないんだったら、別に大切な力じゃないんじゃないかって思いがちですが、違います。皆さんの人となりを創り上げる、学校生活を有意義に過ごすための基礎基本となる、授業にしっかり取り組み学力を伸ばす、そして、将来の自分の「生きる力」となるために必要な力です。これを難しいことばではありますが、『非認知能力』と言います。この非認知能力が、最終的にその人となりを創って、結果、テストの点や成績、進路、そして生き方につながります。

いくら力があっても根気強く取り組む力がないと、学習は積みあがりません。部活動も上達しません。そして、進路実現のための受検に向かうことはできません。根気強く取り組む力は、どんな場面にも問われます。

いくら力を持っていても、周りの人への優しさや思いやりがないと周りからの信頼を得ることとはなりません。信頼関係の上に人の社会生活は成り立っています。皆さんが持つ優しさ、思いやりは何よりも価値があります。ぜひ、大事にしてください。

いくら力を持っていても、それをしっかりと自分の表現で伝えていくことができないと、思いはきちんと伝わりません。書いてでもいいし、話してでもいいし、何らかの方法で思いを表現する。相手の考えを聴き、反応し受け止め、自分の考えを伝える、コミュニケーションの力を大事にしていきたいです。

本日、この後、1学期の通信簿が担任の先生から手渡されますが、評定やA・B・Cの評価だけではなく、その評定や評価につながったこの1学期の自分の振り返りをして、できたことや頑張れたことは自信をもって、できなかったことや不十分であったことは努力すべき点として、2学期の生活につなげていってください。そして、皆さんの持つ、基礎基本となる『非認知能力』を磨き、育て、発揮していってほしいと思います。

この夏休みは、体育館と剣道場の照明器具のLED化工事に入ります。部活動で大変迷惑をかけますが、学校環境がよりよくなるための工事と理解してもらい、協力をお願いします。

それでは、長い夏休みとなりますが、学習会や部活動に頑張って取り組むとともに、学期の復習にも取り組み、健康で事故やケガのない楽しい夏休みになることを期待し、式辞とします。

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