4.うまく書けないんだ
| 子どもの様子 | → | 考えられる要因 | → | 支援の手立て | 
| 拗音や促音などの特殊音節を間違って書く。 | → | ・音の聞き分けが弱い。 ・文字の表す音と文字が結びつきにくい。 ・音の合成分解ができにくい。  | 
      → | ・音と文字とのマッチングを図る。 ・カードを使って文字の合成分解をする。 ・カードでことばを並べたり、動作化することで音を具体的に表す。  | 
    
| 漢字の細かい部分を書き間違える。よく似た漢字を書くのだが、どこか抜けていたり、間違っていたりする。 | → | ・文字の構成をつかむことが苦手。 ・物の形をとらえたり記憶することが苦手。 ・不注意  | 
      → | ・基本的な形の漢字や部首の意味を伝える。 ・へんとつくりの組み合わせで覚えさせる。 ・合成部分を色分けして示す。 ・漢字を分解し、語呂合わせなど聴覚を利用して覚える。 例:育(なべを書いてム月) 首(ソ一ノ目)など  | 
    
| 鏡文字(左右が反転した文字)になってしまう。 | → | ・位置関係のとらえ方が弱い。 ・形を見分ける力が弱い。  | 
      → | ・基本的な形の漢字や部首を覚えさせ、へんとつくりの合成の位置関係を伝える。 ・書き順の基本的な決まりを伝える。 ・文字の正誤の弁別練習をする。  | 
    
| 教科書の文や黒板の板書をノートに書き写すことが難しい。 | → | ・位置関係をとらえるのが弱い。 ・目と手の協応運動が弱い。 ・物の形をとらえたり記憶することが苦手。  | 
      → | ・文章を声に出して読みながら書く。 ・今書いている行だけが見えるようにする。 ・黒板の文章と同じ手本を手元において書く。  |