この４月１日付けで北嵯峨高校から着任しました校長の細井滋樹と申します。私にとって洛東高校は２回目の着任なのですが、何度来てもこの学校の環境のよさには驚かされます。

　春は爛漫と咲き誇る桜、夏は青々とした緑に滔々と流れる疏水、秋は紅葉の錦、冬は雪景色と、四季の移ろいを間近に感じられますし、耳をすませば、野鳥のさえずりや風にそよいで木々の葉がさやぐ音が聞こえます。人口百万人を超える大都市にある学校としては日本一の環境にあるのではないでしょうか。

　学習、部活動、読書、休み時間での友達との語らい等、何をするにも最適なこの環境の中で、生徒諸君には、「落ち着いて、ベストを尽くす」ことに努めてほしいと思っています。

　また、来年度は開校六十周年を迎えますが、この間、二万人を超える同窓生が卒業され、各界で活躍されています。校是である「正しく働き、正しく生きる人間の育成」を基本方針とし、生徒全員が「洛東に来てよかった」と実感して送り出せる学校づくりに教職員一丸となって取り組んでまいりますので、御理解・御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。