平成18年4月1日
滔々と流れる疏水と安朱の山に囲まれた素晴らしい学習環境を有する洛東高校に、この4月1日付けで赴任してまいりました唐松秀幸です。私自身は、元々保健体育の教員でして、生徒と一緒に「汗」を流し、「ともに笑い、ともに泣く」ことを夢みて教員になりました。ここに赴任する前は、府教委・知事部局で主にスポーツ行政の仕事をしておりまして、久しぶりの学校現場ということで、毎日が新鮮な気持ちで一杯です。朝、生徒と「お早うございます。」「お早う。」と声をかけあう楽しさを味わっています。この新生洛東高校を、「より地域から愛され、信頼される学校」にしていきたいと思っておりますので、井口信夫前校長と同様によろしくお願いいたします。
現在本校は、創立50周年を期に平成16年度入学生から、普通科第T類と並んで新たに普通科総合選択制を設置し、一人ひとりの得意分野の学力をのばし、豊かな個性を育て、自分の夢が実現できる教育活動を推進しております。同時にブレザーを基調とした制服を制定し、授業内容の充実と授業時間確保のため、年間の学期を二学期制としております。本年度は、全学年が新体制としてそろう完成年度となります。この「普通科総合選択制」「二学期制」「新しい制服」の三つの柱を中心に新たな伝統を築き上げ、新生洛東高校を作り上げていきたいと思っております。
また本校は、創立以来、校是「正しく働き、正しく生きる人間の育成」(哲学者 天野貞祐博士の言葉)を教育の根本方針として、京都府の教育改革「『京の子ども、夢・未来』プラン21」に基づいて、平成18年度洛東高等学校学校経営計画を策定し、具体的な目標を掲げ、本校教育の一層の充実を図ってまいりたいと思っております。
本校の前を滔々と流れる疏水のように、「知」の沃野を切り開くことを常に心に刻み、生徒の進路希望が実現できるよう、教職員一同努力してまいりますので、皆様方の一層の御支援をいただきますようお願い申し上げます。
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