京都府立西舞鶴高等学校

令和４年度２学期始業式
令和４年８月29日

８月29日(月)、始業式を行いました。
校長式辞

夏休みが終わって、今日から２学期。そして「Be crazy～轟かせ西高魂～」というテーマのもと、学校祭weekに突入していきます。熱中しよう！夢中になろう！という力強い呼びかけ。今年こそは思いっきり学校祭を楽しむぞ！という熱く切なる思いが伝わってきます。私達も応援しています。　ところで、みんなで轟かせようとする、その「西高魂」って一体何でしょう？時代が流れ、人が入れ替わっても、脈々と受け継がれてきた西高生としてのアイデンティティ。それは大江選手の銅像にも刻まれている「努力と友情」の精神だと私は思っています。クラスの発表、そして学年を越えた団の応援でも、仲間との絆を深め思い出に残る西高祭を創り上げてください。　もう百も承知と言われるでしょうが、行事ごとって、決してうれしい楽しいことばかりではないですよね。集団の引力に引きずられ、周りに気を使い、時に激しくぶつかることだってあるじゃないですか。思いが交錯するなかで一緒に取り組む訳ですから、納得解を探りながら進めていくしかありません。自分の主張に皆が賛同してくれたら最高にうれしいけど、他の人の意見が自分より勝っていると思ったら、考えや態度を柔軟に軌道修正したり、相手に失礼な態度をとってしまった時には素直に詫びる潔よさも、これまた立派な勇気だと思うのです。　古典の時間に勉強した論語では、師曰く「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。」と、安易な付和雷同を戒め、主体性を持った協調を説いています。　それぞれに葛藤を抱えながらも、仲間と切磋琢磨し、知性、理性、感性、人としての器をさらに大きくしてください。そして、そんな心のやり取りの中で友情が育まれることを願っています。　特に３年生は、学校祭が終わったら、就職試験を皮切りに受験モードに切り替わっていきます。受験先も、スケジュールも隣の人とはまったく異なるそれぞれの挑戦。不安やストレスに耐えながら、人によっては卒業式を終えた後まで続く闘いを、どう乗り切っていくか。個人の頑張りは言うまでもなく、互いに支え合う集団の力がここでは大きくものを言います。まさに、「努力と友情」の真価が問われることになるのです。　一緒のクラスで良かったと互いに感謝し讃え合えるよう、あなたが戦いきるまで、そして、仲間の最後の挑戦が終わるまで、一緒になって頑張り戦い抜く、そんな質の高い西高集団へと学校祭の取組を通してパワーアップしてください。　「笑門来福（笑う門には福来たる）」。学校祭や修学旅行、そして部活の新人戦でも、キープスマイル、ステイポジティブで「努力と友情」の西高魂を轟かせましょう。
校長式辞、進路指導部長講話の後、新型コロナウイルス感染防止の注意喚起がありました。
LHR終了後には、文化祭でのクラス発表や団別の応援練習、団旗の制作など学校祭に向けての取組を行いました。
文化祭　演劇練習				文化祭　ステージ発表練習
体育祭　応援練習				体育祭　団旗制作
９月６日（火）・７日（水）に文化祭、９月８日（木）に体育祭が行われる予定です。