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「夢をかなえる場所がここにある」「勉強も、部活も、全部。」 京都府立西舞鶴高等学校

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冠島調査

令和7年8月22日(金)~25日(月)

 本校理数探究科生徒7名が、冠島でのオオミズナギドリ調査に参加しました。
 冠島はオオミズナギドリの集団営巣地として国の天然記念物に指定されており、通常は上陸が禁止されています。本校理数探究科では、舞鶴市や環境省からの特別な許可を得て冠島に上陸し、冠島調査研究会のオオミズナギドリ標識調査の補助を行いながら、「オオミズナギドリの日周行動」に関するデータを毎年収集しています。
 今回の調査は大変暑い中で行われましたが、ときおり吹く海風が心地よく、生徒たちは自然の魅力に励まされながら活動に取り組みました。昼間は調査区画での準備や植生・昆虫の観察を行い、夕方には帰島前に島の周囲を旋回する「鳥まわり」の観察を行いました。望遠鏡を用いて個体数を数え、行動の記録を行いました。
 夜には冠島調査研究会の方々と標識調査を行いました。捕獲した個体に足環を装着したり、既存のリングを読み取って記録を残したりする活動はモニタリングとして大変重要です。また、今回は新たに発信機を取り付けるバイオロギング調査にも挑戦しました。今後、この発信機から得られる行動データが研究の大きな成果となることが期待されます。
 また、巣に残っていたヒナを発見し、体重測定などの調査を行うこともできました。明け方には飛び立ち調査を実施し、日常生活では決して得られない自然とのふれあいと貴重な調査体験を重ねました。
 今回の活動を通じて、生徒たちは研究者や大学生・大学院生、環境省の方々と交流しながら多くを学ぶことができました。本校では今後も得られたデータを分析・考察し、発表活動を通じて舞鶴の自然の魅力や保全の重要性を広く伝えていきます。


輸送は海上自衛隊の方々にお世話になっています

テント場にテントを張り、生活スペースを整えます

このメンバーで協力して調査を乗り切りました

調査区画の下見を行います

地面の至る所に巣があります

鳥周りという現象のカウント調査

巣に残っているヒナを調べています

バイオロギングという手法で発信機を装着し、研究を進めています

オオミズナギドリの成鳥です

バナースペース









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