働く社会人になりたいー2


2 職場の中で−仕事場面

(1)指導担当者を決めてください

 大勢から指示されると混乱することがあります。 職場で指示を出していただく人を決めていただくと安心できます。

(2)具体的・視覚的・単純明快に

 指示する内容を、具体物を使ったり、実際にやっているところを 見せたりするとわかりやすいです。言葉での指示は、短く簡単にして同じ表現でしてください。

(3)大切なことは書類やメモにして

 今日一日の仕事や作業の順番など、なかなかすべてを覚えられないこともあります。 仕事の順番をメモ等で示していただくと、それを見てできることが多いです。

(4)数や量の計算を「動作に置き換えて」

 数や量について苦手な人もいます。箱に並べていったら10個になるとか、 できたらカウンタ−を1度押す等の工夫で無理なく正確にできることもあります。



(5)作業手順や環境を工夫して

 作業がしやすいように材料を並べ換えたりすることが 気づきにくいことがあります。作業しやすい環境を作ることも教えてください。

(6)ステップアップのチャンスも

 「あれもこれも教えてやろう」とステップアップを考えていただくことがあります。 その時に、今やっている仕事が責任を持ってでき、自分なりに意欲的に仕事ができていることを大切に 進めてください。少しずつステップアップできることが大切です。