1 教職員の使命と責任
教職員は、教育公務員として公教育に課せられた使命と責任を自覚し、教育関係諸法令を守るとともに、教職に対する愛着と誇りをもち、心身の健康管理に留意して、豊かな人間性、広い社会性及び高い専門性を基盤とした実践的指導力の向上を図り、府民の信託と期待にこたえなければならない。 |
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教職員は、人間の成長や発達についての深い理解と児童生徒に対する教育的愛情をもち、児童生徒や保護者との信頼関係を確立するとともに、ボランティア活動など広く社会とかかわり、学校の内外を問わず、幅広い人間関係を築くことによって、自己の人間性を豊かにするよう努める。 |
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教職員は、広い視野から社会の変化や時代のニーズを的確に把握する感性を持ち、常に意識改革に努めることにより、児童生徒や保護者の多様な価値観に適切に対応するとともに、教職員相互の連携・協働体制の確立を図り、組織としての学校の教育力を高めるよう努める。 |
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教職員は、専門分野についての豊かな知識に基づいた確かな指導力と自ら学び続ける意欲を もち、常に計画的・継続的な教育実践に取り組み、京都府公教育の推進を目指す。 |
2 教職員研修
教職員は、不断の研さんによって自己の人格の陶やを図るとともに、その職務の遂行に当たっては、社会の変化を的確に把握し、学校教育に寄せられた期待にこたえるよう努めなければならない。 |
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校長は、年間研修計画などを策定するとともに、研修組織を整備し、教職員の研修と研修成果の発表の機会を設定して、学校の教育力の向上に努める。 特に、初任者研修制度の趣旨を踏まえ、勤務校研修の充実に努める。 |
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教職員は、京都府総合教育センターや本府などが行う各種の公的研修に積極的に参加し、その成果を校内研修や教育実践に生かすなど、常に指導力の向上に努める。 特に、中堅教員は、教育活動の中心としての自覚と力量の向上に努める。 |
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国の研究機関、大学・大学院、民間企業等での長期研修や海外派遣研修参加者の研修成果の活用とその波及を図る。 |
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公教育を進める研究会は、教育委員会との密接な連携の下に教育水準の維持、向上を図るため、 それぞれの教育課題を踏まえた研究活動を進める。 |