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椿井大塚山古墳(つばいおおつかやまこふん)

所在地 木津川市山城町椿井
指定区分 国史跡
時代 古墳
交通 JR奈良線棚倉駅から南へ徒歩約20分
関連サイト http://www.city.kizugawa.lg.jp/vcms/contents.php?id=207

解説

古墳時代前期(三世紀後半)のなかでも最古に位置づけられる代表的な前方後円墳です。丘陵先端に築かれ、全長175m、後円部直径110m、前方部長80m、前方部墳端幅76m、後円部高20m、前方部高10mの大きさです。墳丘は後円部4段(東側3段)、前方部2段に築かれ、後円部上2段と前方部上1段が盛土で成形されています。墳丘には葺石が葺かれますが、埴輪は立てられていません。墳丘の平面形は前方部が撥形に開き、桜井市の箸墓古墳を3分の2に縮小した相似形になっています。昭和28年、古墳の後円部を南北に貫く国鉄奈良線(現在のJR奈良線)の法面拡幅工事が行われた際に、「三角縁神獣鏡」32面以上のほか、「内行花文鏡」2面、「方格規矩鏡」1面、「画文帯神獣鏡」1面が出土しました。埋葬施設は竪穴式石室(内法長6.9m、幅1.15m〔北〕・1.03m〔南〕、高さ3m)で、割竹形木棺を納めていました。鏡の大半は石室の壁面に鏡面を向ける形で出土しました。ほかに、鉄小札革綴冑、鉄竪矧板武具、素環頭太刀、鉄刀、鉄剣、鉄槍、銅鏃、鉄鏃、鉄製農具、鉄漁用具などが出土しましたが、玉類は出土していません。古墳の形に沿って古墳の北側をめぐる道路のJRの線路をくぐったところから後円部に登ることができます。

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