私は塾に行っておらず、部活も3年の夏まで続けていたので、第一志望に合格できるか不安でした。しかし、毎日の授業を大事にして日々勉強に取り組み、合格を勝ち取ることができました。そこで、私が意識して取り組んだ勉強方法を、5教科ごとに紹介します。

国語と英語は語彙をしっかり固めることを大切にしました。特に英語は、1年の冬休みくらいから単語帳に目を通し、2年、3年では通学中などに繰り返し見返すことで、語彙力を養うことができました。その結果、センター試験や二次試験の長文にも対応できるようになり、英語を得意科目とすることができました。国語も、単語帳で語彙力を固め、模試では得点源にすることができました。英語や国語が苦手な人も多いと思いますが、是非語彙力を養うことを心がけてください。必ず伸びると思います。
数学は、私は理系ながら5教科の中で一番苦手で、発展問題に取り組むのが本当に苦痛でした。だから私は、難しすぎる問題にはあえて手を出さず、青チャートなどで基礎問題に徹底して取り組み、その上でセンター試験や大学の過去問を解きました。その結果、センター試験と二次試験でなんとか点数を取ることができました。
 理科は生物と化学を、社会は地理を選択していたのですが、その科目で心がけていたことは、メモを取ることです。私は、付箋を使って、メモを取っていました。生物と化学は、授業の内容、問題集や模試で出てきた見慣れない単語や知識などを、付箋に書き込み、教科書の該当ページに貼っていました。地理は、ある国の輸出が盛んな生産物や気候区分など、大事なことを付箋に書き込み、地図帳のその国のページに貼っていました。この方法は、付箋に書いて貼るだけなので手軽だし、その周辺の知識とリンクさせて内容を理解できるので、効率が良いと思います。理科や社会の学習の仕方に困っている人は、是非試してみてください。
 最後に、どの教科を勉強する人でも重要なことがあります。それは、十分な睡眠を取ることです。私は、高校3年間、できれば11時に、遅くとも12時には布団に入ることを心がけていました。3年になると、「睡眠時間を削って○○時間勉強した。」と言い出す人も少なくないですが、夜中にダラダラと勉強しても、そこまで頭に入らないだろうし、次の日の集中力も失われるので、あまり効率的ではないと思います。部活で忙しい人も沢山いると思いますが、勉強時間を少し削ってでもいいので、十分な睡眠時間の確保を心がけてほしいです。
この高校には、質問しても親身に対応してくれる先生方や、共に頑張れる仲間がいます。その人たちと一緒に、進路実現に向けて、頑張ってください。

 
 

○1・2年

 私は部活動をしていたので、まとまった時間をとることが出来ず、普段は課題しかできていませんでした。しかし、その中でも休み時間や通学時間等で単語帳を読んだり、リスニング用のCDを聞き、発音したりして、空き時間を勉強に充てられるように工夫していました。また、塾に通わず、部活動の後やテスト期間中は学校に残って最終下校まで勉強していました。日々行うと、テストの点数や順位がだんだん上がってきて、とても嬉しかったのを覚えています。2年生になると進学先を選ばなければならないと思い、オープンキャンパスに行きはじめました。京都府立大学に行った時に、大学や学生の雰囲気が良い、そして何よりも、大好きな日本史に集中できるという理由で、第一志望に決めました。


○3年
 受験勉強に関してのアドバイスは、大きく分けて3つあります。


①量や時間を決めて勉強する

 受験勉強は1日1日の積み重ねなので、続けることができなければ、意味がありません。1日に○ページ進める、苦手な教科は2時間ワークを解くなど何でも良いので、ハードルの高すぎない、毎日続けられるノルマを作ると良いです!

②環境を変える

 家はテレビなど誘惑が多くてあまり集中できないので、私の場合、平日は学校(Qスクエアがおすすめ)、休日は地元の図書館で勉強していました。家でできる人はいいですが、そうでない人は自分が集中できる環境を見つけてください!

③推薦、私立入試と並行する

 私は京都府立大学の推薦入試を受験することになり、11月下旬の試験に向けて9月から勉強していたのですが、その時にセンター試験の勉強を並行していて良かったと思います。なぜなら推薦入試に落ちた後に、センター試験への不安を抱くことが無かったからです。推薦入試を受験する人は、もちろん頑張って欲しいですが、あくまでも本番は前期試験だと思い勉強してください。推薦入試が終わると、私立大学対策とセンター試験対策の勉強を同じように行いました。その結果、受験した私立大学全てに合格し、2次試験に安心して挑むことが出来ました!

○その他

①部活動、行事は全力で

 部活動と行事は、勉強が大変だからといって、手を抜かない方が良いと思います。これらに取り組むことで、時間の使い方を理解したり、忍耐力がついたりするなど、身体だけでなく精神的にも鍛えられました。しんどくて辞めたくなる時があると思いますが、最後まで続けて得られるものはきっとあるので、頑張って取り組んでください!

②息抜きもする

 部活動引退後は、受験勉強を頑張って欲しいですが、正直辛いと思うので、息抜きも大切です。私の場合、昼休みを30分くらい取って、好きなアーティストの曲を聴きながら昼食を食べたり、勉強したくない時は進路に関する本を読んだりしていました。あと、2日間はまとまった休みをとっても大丈夫だと分かり、旅行に行ったりして、その次の日に遊んだ分を取り返すというサイクルをつくっていました。怠けるのはいけませんが、したくないのにして効率が落ちるよりは、適度に息抜きをしながら取り組んでください!

 
 

〇高校生活全般

 部活はしていなかった。
 通学時間が長かったので電車の中で、英単語や古文単語を覚えた。
 授業中は寝ない!

〇進路決定について
 もともと、セイバーメトリクス(野球のさまざまなデータを分析して新たな指標を作ること)が好きだった。そこから、データの分析や統計に興味を持った。2年の夏頃に担任の先生から「データサイエンス学部」を薦めていただき、第一志望にした。データサイエンス学部には、AO入試があったため、受験することにした。

〇受験勉強の話
 募集要項を見ると、特定の資格を取得していると加点される、と書いてあったので、2年の3月ごろに品質管理技能検定3級を、3年の6月ごろに、統計検定3級を受験し、両方、受かることができた。AO入試は一次、二次、三次選抜と3つあり、それぞれ、課題レポート、面接、センター試験だった。志望理由書と面接ではさまざまな先生に見て頂き受かることができた。

〇伝えたいこと
 AO入試では、出願の時点で特定の資格を持っていないといけないこともあるので、その資格の勉強をしないといけないが、一般入試よりセンター試験のボーダーが低くなったり、センター試験を受けなくても良いとこがある。
行きたい大学があるなら募集要項を見て早めに動くべき。ないなら勉強しよう。
AO入試だけでなく、大学入試には面接があることが多い。何か「高校時代に頑張ったとアピールできること」を持っておこう!部活をしていないと言いにくい。ボランティアやイベントのお誘いは南陽高校は多いと思うので積極的に参加しよう!
先生方への感謝の気持ちを忘れないように!

 
 

 私はAO、推薦、一般入試を受け、一般入試の前期で国立大学に合格しました。結論を言うと、大変でしたが、全てを受けて良かったと感じているし、自分にとって良い経験だったと考えています。

 AO入試について。私は化学が好きでしたが、「これを学びたい!」というのはなかったので化学に関する本を色々読みました。そして今やりたいと考えていることは、偶然手にとった本がきっかけで興味を持ったことです。今、やりたいことが見つかっていない人は、色々な本を読んで、自分が少しでも面白そうだと思うことを見つけて下さい。面接の対策でも、本やニュースをチェックすることをおすすめします。自分のやりたいことがこれからの世界にどう関わっていくのか、自分はどう関わっていきたいのか、という考えを面接官に伝えなければいけないからです。AOは今と将来の自分自身について深く考える良い機会となりました。今はAOに興味がない人もぜひ一度検討してみて下さい。受ける価値は十分あると思います。

 推薦入試について。一番大変だったのは、書類作成でした。自分の考えを上手く表現し、具体性を持った文章にすることが難しかったです。こういう時は、とりあえず文章をつくって、先生に添削してもらうことを繰り返すことが一番の解決策だと思います。

 一般入試について。一般入試はとにかく頑張る気持ちを持ち続けることが大事です。センター試験が一つの区切りとなるので、そこで気持ちを切らさないように頑張って下さい。

 そして全てに共通する勉強について。私は塾に通ってなかったので、とにかく学校の授業を大切にして、参考書よりも学校の教科書や問題集を使い込みました。図書館やカフェに通って、集中するために音楽を聞きながら勉強していました。本当に集中出来ない時は普通にスマホも触ったし、漫画を読んだりもしました。どのくらいの時間勉強したかより、どのくらい集中できたかが重要です。勉強の仕方は自分に合ったスタイルで、自分を追い込みすぎないことが大切だと思います。あと体調には十分気を付けて下さい。

 受験生の皆さん、周りと支え合いながら自分を信じて最後まで頑張って下さい!良い春が迎えられることを祈っています。

 
 

〇進路決定について

 私が神戸大学経営学部を志望した理由は、高校入学当初からずっとおしゃれな神戸の街、そして神戸大学に憧れていたからです。夢や自分のやりたいことが特に見つからず焦ったこともありましたが、狭い世界しか見ていない高校時代に進路を無理に絞ってしまうより、多種多様な学部を有する神戸大学で様々な価値観を持った多くの人たちと出会い、視野を広げたうえで、自分の将来の道を模索していきたいと思いました。

〇学校生活

 私はバレーボール部に所属していて、休みもあまり無く、勉強時間の確保は難しかったですが、部活動のおかげで短期集中の勉強法を確立できました。部活をしていた頃は、夜ご飯を食べたらすぐに勉強に取りかかるようにし、でも必ず22時以降は勉強をせず自由時間にする、平日のうち1日は勉強しない日をつくる、などと、自分の中で決まりを作り、なるべく息抜きをするようにしていました。せっかくの高校生活を、勉強ばかりして過ごしていても全く楽しくないと思います。勉強は本当に量より質です。要点を押さえた短期集中型の勉強法を身につけ、勉強だけでなく、色々なことに時間を使ってほしいと思います。

〇学習方法

 入試は教科書の範囲からしか出ないので、学校での教材以外の参考書にはほとんど手を出しませんでした。その代わりに教科書を何十周も読み込み、基礎を定着させることを意識しました。

〇学習において重要だと思うこと

 私は高校3年間を通して、学校の勉強を大切にする、以上の勉強法はないということを身に染みて感じました。基礎というのは、自分でできていると思っていても案外できていないことが多いです。塾などに通って、やらなければいけないことが山積みになり、慢性的な消化不良に陥るのはとても危険です。それならば代わりに、提出物を理解しながら、その時に定着させるつもりで丁寧にこなす、小テストで毎回満点を取る、定期テストで1位を取る、というくらいの意気込みで学校の勉強に取り組んでほしいと思います。

〇最後に

 受験勉強とは何か特別なものではなく、3年間の日々の積み重ねなので、今からコツコツと頑張ってほしいと思います。皆さんが無事第一志望に合格できるよう、応援しています。

 
 

 僕が受験に向けて本格的な勉強をし始めたのは、部活を引退してからでした。それまでは、出された課題をこなしているぐらいで、自分で勉強はあまりしていませんでした。そこで、まずは数学や物理の苦手な範囲を少なくできるようにしました。また、僕は英語が全然できなくて、単語も自分でも驚くぐらい覚えていなかったので夏休みに入ってから単語を覚えていきました。そのほかの教科も、自分ができないところを中心に勉強をしていました。夏休みの後半にあった模試で良い点を出すことを目標にして夏休みを過ごしました。最後の目標は受験だけど、1年後とか遠いところを目標にしていると、僕の場合、気持ちが持たないので次の模試とか1ヶ月後にどれぐらいできるようになっていたいかを目標に勉強していました。夏休みが終わってからも苦手分野を無くしていけるように勉強しました。勉強していく上で1番大切なことは、自分をごまかさないことだと思います。できないところを勉強したくないからといって自分をごまかして後回しにしたりせずに、自分が理解できていないところは正直に認めて勉強していくことでわからないところをだんだん減らせると思います。自分の勉強のできなさにイライラすることもあるけれど、そこで勉強をやめても仕方ないのでとりあえず頑張ってみてください。また、競い合うことのできる友達を持つこともすごく大切です。1人で勉強するのは気持ちが持たないし、さみしいので、友達と一緒に教えあったりしながらモチベーションを保ってください。友達と勉強することを楽しんでいくことで、-お互い賢くなっていくことができると思います。僕にもそんな友達がいたから最後まで諦めずに勉強できたのだと思うし、その友達にすごく感謝しています。受験勉強はつらいかもしれないけど、1年後に後悔しないように勉強していってください。応援しています。

 
 

〇授業や部活について

 分からないことはその週のうちに確実に無くしておく。
小テストをバカにしない。
部活が厳しい人こそ引退後に伸びるから部活が厳しくても最低限置いていかれないようにする。

〇進路決定について
 偏差値は高いほど選択肢は増えるが、偏差値だけで決めてはいけない。
 夏の終わりには決定して夏休みのうちに二次試験の問題を1年分解いて最終到達点を意識する。

〇受験勉強の話
 模試は場馴れにも復習にも役立つからできる限り受ける。
 単語は夏休みまでに詰め込む。
 理科は夏休みに詰め込めばなんとかなる。
 過去問は最低10年。
 夏休みのうちにセンター過去問は数年、2次試験の問題は1年分解いておく。(時間フリー)

〇その他
 塾はおすすめもしないし悪いとも思わない。伸びるかどうかはその人次第。

 
 

○推薦を受けたきっかけ

 私は元々、推薦を受けないつもりでいました。推薦を受けるには評定に自信がなかったし、部活に入っていなかったのでアピールポイントが少なかったからです。受けたとしてもどうせ受からないと思っていました。しかし、夏休み明けの放課後に、推薦の枠があるよと友達が声をかけてくれて、このチャンスを逃したら後悔するかもと思い、締め切りぎりぎりになって受けることに決めました。

○勉強内容

 志望理由書には、熱く強いやる気と自分がアドミッションポリシーと合致する学生であることをぶつけました。添削してくださる先生にアドバイスをもらいながら、何回も修正を繰り返しました。

 新設の学科であったため、小論文の過去問が無かったことに苦労しました。選抜方法に「小論文(日本語及び英語の文章や資料による出題)」としか書かれていなかったので、出題形式が全く分かりませんでした。練習量とバリエーションをこなすしかないと思い、食関連の他学部や他校の過去問をたくさん解きました。より内容の深い小論文を書くために、食に関する新聞のコラムや本、家庭科の教科書を読み、知識を集めていました。また、食について書かれた英文を読むようにして単語に対応できるようにしました。

○出題された問題

 出題された問題は、対策していた出題形式のものもあれば予想外のものもありました。英語は、食に関する内容の問題でした。京都府立大学の他学部の過去問の形式通りに出たので、受ける学部が新設であれば他学部でも同じ大学の過去問は解いておくべきだと思います。一方で、日本語の小論文は食に関する問題ではありませんでした。私は絶対に食関連のものが出ると思っていたため、本番でパニックになり、何も思いつかなくなって焦りました。本当にまさかの問題だったので、想定外の問題が出る可能性があることを頭に入れて対策するべきです。

 小論文の試験では、時間内にその場で自分の力で論理的な文章を書かないといけません。その時に読解力や文章力、社会の動きについての知識を持っていると、他の受験生と差をつける大きな利点になります。優れた小論文を書くためには、日頃から新聞や本、ニュースに触れて国語力と知識を身に付けておくといいと思います。

○最後に

 私は元々、推薦を受けるつもりはありませんでした。しかし、受ける機会に巡り合え、思い切って受験してみることにしました。小論文の勉強は初めてで思うように書けず、嫌になった時もありましたが、先生方の手厚い指導のおかげで実力・自信がつき、第一志望校に合格できました。

 私は受験を経験して、チャンスを掴みチャレンジすることがどれほど大切なことかを実感しました。皆さんも第一志望校に合格できる大きなチャンスとして推薦入試を受けてみることをおすすめします。 

 
 

〇進路決定

 私は幼いころから看護師という夢を持っていました。また、大学に関しても、府内にあり附属病院がある等の理由から中学生の頃から京都府立医科大学を漠然と目指していました。高2・高3の夏に多くの大学を見に行きましたが、京都府立医科大学から揺らぐことはありませんでした。その大学の雰囲気がわかるオープンキャンパスに行くことを強くオススメします!!

〇受験勉強

 看護学科はセンター試験の比重が高い大学が多く、センター試験が終わるまではセンター対策しかしていませんでした。

 私は英語に苦手意識があったので、3年の4月から基礎を始めました。そのおかげか、受験直前期には一番の得点源になりました。苦手教科は早くから対策を始めるべきだと思います。夏休みは、講習がない期間は気が緩んでしまい、単語帳を完璧にできず、地歴公民科は一通り復習することもできませんでした。夏前までB判定だったのが、秋の模試ではD判定にまで下がりました。夏休みにもっと頑張るべきだったと後悔しました。結局、10月・11月くらいまで基礎を中心に勉強し、少しずつ難易度を上げていきました。

 12月頃から過去問などで演習を積みました。この時、私は解いた後の復習を大切にしていました。間違った所を教科書や参考書でその分野ごと復習する癖をつけていました。どうしても受験直前期になると焦って演習ばかりしてしまいますが、復習して覚え直し、抜けをなくしていくことが大事だと実感しています。

 また、私は受験生だからといって大きく生活スタイルを変えることはなく、起床時間が多少変わっただけで、他は1・2年生の時と変わらない生活を送っていました。朝は少し早めに学校に行って勉強し、夜は23時までには寝るようにしていました。周りが1時・2時まで勉強しているのを聞いて焦りましたが、結果的に勉強時間とセンターの得点は必ずしも比例しませんでした。焦らず、自分のペースを最後まで貫くことが大切だと思います。

〇最後に

 積極的に先生を頼ってください。私は塾に行っていなかったので、学校が全てでした。進路相談や質問しに行けば分かるまで教えてくださる丁寧な対応、面接や小論文対策などたくさんの先生の協力のおかげで合格できたと思います。

 受験生であった1年間は本当に早く過ぎていきました。1日1日を大切に、後悔しないように頑張って下さい。皆さんの進路実現を応援しています。

 
 

 私は元から京都府立大学を志望していましたが、受験勉強をはじめたのは、3年生のゴールデンウィークからでした。私はテストで良い点を取ることは心がけていましたが、復習等を全くしていなかったせいか、模試の点数も落ちていき、危機感を感じはじめたのがきっかけでした。

 私はまず、生物と化学の基礎を固め直すことにしました。先生に紹介していただいた問題集に取り組みましたが、基礎知識がなかったので、正直時間の無駄でした。私は最初焦り、手ごたえのある参考書の方がいいと思い購入しましたが、むしろこんなの簡単すぎると思うものから手に取り、確実に基礎を定着させることをおすすめします。基礎が定着したと実感し始めたのは、10月頃でした。それからは推薦対策の勉強、私の場合は過去問演習と理科の教科書を繰り返し読み、まとめることでした。

 私は、冒頭でも言った通りテスト期間以外は勉強しなかったため、毎日勉強する習慣を身につけるのに一番苦しみました。家では、取りつかれたかのように携帯を触ってしまうため、夏休みから学校の自習室で勉強するようになりました。しかし、夏休みの後半から文化祭のダンス練習が始まり、疲れて勉強をする余裕がなくなりました。このブランクでそれまで解けていた問題も解けなくなっていました。ですので、夏休み前半には基礎を身につけておくことをおすすめします。文化祭後も自習室にこもっていましたが、平日はHR教室に残っていることが多かったです。

 最後に、勉強するモチベーションを維持させるのにとても苦労しました。私は、平日は最終下校まで、土日は自習室の閉まる時間まで残り、家ではやり残したことを済ませたら携帯で好きな歌手の動画を見たり、漫画を読んだりと1日頑張った自分へのご褒美として自由に過ごしていました。受験勉強は本当に嫌になる時があると思いますが、私はあえて自分の好きなことを封印しなかったことでのびのびと勉強に励めたのではと思っています。

 
 

〇進路決定について
 私は、中学生の時から幼稚園教諭になりたかったので、教育大への進学を考えていました。そして教育大の中から、家から通いやすく、幼稚園教諭に加え保育士・小学校の免許が取れる奈良教育大を選びました。国立大学で保育士の免許が取れるところは少ないです。

〇入試について
 私は、センター利用推薦を受けました。12月にある面接と、センターの点数が必要でした。面接練習は11月頃に始め、自分の考えをまとめたり、資料を読んだりしました。センターの勉強と両立するのが大変でした。面接は、自分が学びたいことや、考えを持っておくことが大切だと思います。志望動機などを丸暗記しようとするのは、堅い話し方になったり、緊張で忘れたりすることがあるのでやめておいたほうがいいです。

〇勉強について
 私は1・2年生の間に毎日勉強する習慣をつけることができず、ようやく始めたのが3年生の夏休みだったので出遅れて焦りました。塾には行っていなかったので、できるだけ学校で自習しました。
・国語
 基本的には漢文の句形と古文単語。現代文はセンターの過去問をたくさん解きました。センター直前は80分で解く練習をして、本番の時間感覚を身につけるようにしました。時間内で解くことが大切です!
・数学
 授業での演習の復習と、通信教材で勉強しました。センター直前は公式の確認や大問ごとの時間配分を考えました。難しい問題ばかり解くのではなく、基本問題をしっかりやった方がいいです。
・英語
 主に単語。2章までは完璧にして、3章もできればやっておいたほうがいいです。文法・語法は発音のところも勉強して、長文問題は早く読めるように時間を計って解きました。
・社会
 日本史は、大体の時代の流れを頭に入れてから、細かいところを覚えました。

〇最後に
 私は受験勉強を始めるのが遅く、最後の方に詰め込んだので大変でした。少しずつでもいいので毎日勉強する習慣をつけるべきだと思います。まだ志望校が決まっていないなら、大学のレベルにこだわりすぎず、自分がやりたいこと・興味があるものに一番近いところを選ぶべきです。受験は大変だし、嫌だけど諦めないで頑張ってください!

 
 

 私は1,2年生の頃、部活に力を注ぐ生活を送っていました。通学は往復3時間を要し、家庭学習の時間はあまりとれませんでした。その中で大切にしたことは「スキマ時間の活用」です。電車では、単語帳を欠かさず見ていました。

 部活を引退し、本格的に受験勉強を始める前にまずしたことは、第一志望校の試験配点の研究、それを元に作戦を立てたことです。私の場合、センター試験での日本史の得点が2倍になり、これがカギになるということが分かりました。しかし、その頃の日本史の定期テストでは毎回平均前後。決して得意な教科ではありませんでした。そこで全時代を復習する必要があると思い、一からノートをまとめ直し、それを覚えこみ、繰り返し見ることで定着させました。一方同時に進めていた国語には苦戦しました。「きっと上がる」と信じ取り組みましたが、点数は伸びず、模試を受けるたびに不安と焦りに襲われました。そうして12月。ここで私は伸び悩みにこだわらず、他の伸ばせる教科に力を注ぐことに決めました。結果、センター試験では、日本史などの伸びた教科が伸ばしきれなかった教科をカバーし、ボーダーラインにのせることができました。受験勉強が上手くいかないとき、限られた時間の中でどの教科・単元に力を入れると一番伸びるかを考えることも大切だと思います。

 私は塾には行かず、受験を乗り越えました。そこで何を軸にし進めていったのか、それは、自己マネジメントです。ただ漠然と取り組むのではなく、自分で長期的な計画から1日ごとの計画まで細かく立て、それに則って進め、日々反省し、それを反映しながら取り組みました。もちろん一人では受験に勝つことはできません。行き詰まった時は先生方に相談し、二次試験対策の解説・添削など沢山お世話になりました。皆さんも先生方を大いに頼り、希望の進路に向かって頑張って下さい。そして合格を掴み取って下さい!応援しています。

 
 
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