2月4日(火)に、普通科2年がGS探究Ⅱの授業の一環として「令和6年度SSH課題研究発表会」を京都府総合教育センターで行いました。まず各講座において1年間の探究の成果を発表し、発表会当日は各講座において優秀であった7班の発表を行いました。普通科の探究のテーマは、多岐の分野にわたり、生徒の興味関心の幅や着眼点の面白さを感じることができました。また生徒の相互評価により3班に奨励賞が授与されました。
自分たちの実験や調査の結果に対して、深く考察し、さらにその結果を問題解決にどう生かせるのか提案しており、どの班も素晴らしい発表でした。また今年度は、外部機関と連携した探究活動も複数見られ、積極的に社会や地域とつながる姿勢を後輩も受け継いでいってほしいと思います。
<代表班一覧>
濡れない傘作り【奨励賞】
Let's make good pictgrams!!
消しカスから消しゴムへ
保冷剤機能を向上させるには【奨励賞】
歌詞vsメロディー【奨励賞】
99.9%成功するプロポーズ
漆喰の適正調査
2月1日(土)に自然科学科2年生が、GS探究Ⅱの授業で1年間取り組んできた探究の成果を京都府総合教育センターで発表しました。自分たちで決めた研究テーマで、1年間試行錯誤を繰り返し、探究してきました。
発表会当日は、お招きした大学の先生方、自然科学科1年生や保護者、一般の観客に向けて発表を行いました。発表後は、生徒から多くの質問が出て、活発な質疑応答が行われました。また、大学の先生方による講評も行われ、7つの班に奨励賞が授与されました。
2年生はこの後、研究内容を論文にまとめ、3年では英語ポスターでの発表を行います。1年生は、今回の発表会を参考に、自分たちの研究がより良いものになるようしていきます。
<発表タイトル一覧>
1 造花を映えさせろ
2 ダイラタンシーの魅力
3 酸化した食品の還元
4 ビタミンによる弾力性の違い
5 砂の安息角
6 人をぶっとばす空気砲【奨励賞】
7 密閉容器内で成立する生態系『ミニ地球』の確立【奨励賞】
8 回転量と摩擦力の関係
9 音と感情、感情と音
10 ECO-MATTER ~プラスチックを作りたい!~ 【奨励賞】
11 身近なもので免震装置を再現する
12 脱 界面活性剤
13 2つの絵柄が共通するDobbleの構成の考察【奨励賞】
14 THE REVOLUTION OF CHROMATOGRAPHY【奨励賞】
15 生物観察から考える!!新たな生物模倣の提案
16 桜の開花予報に挑む~予報精度の向上を目指して~【奨励賞】
17 音を用いた場所特定システムの開発【奨励賞】
1月28日(火)と2月4日(火)に、自然科学科1年生を対象に、京都教育大学教授・谷口和成先生によるSSH講座「科学的に考えるとは?」が行われました。
GS探究Ⅰの授業では、プレ課題研究として、仮説、実験、考察、発表の流れを一度経験しましたが、2年の課題研究に向け、「観察する」とはどういうことか、「推測する」ことと何が違うのか、観察から生まれた「仮説」を検証するにはどうすればよいのかについて、改めて考えなおしました。講座では班に1台のiPadを活用し、班の意見をまとめ、全体で共有し、多様な意見や意見の違いを可視化し、新たな気付きを得ていくアクティブラーニング形式で行われました。
教えていただいたことを大切にして、2年の探究活動に取り組みます。
1月22日(水)に、株式会社 福市 代表取締役 髙津 玉枝 氏をお招きし、ご講演をいただきました。福市ではフェアトレードに関する事業を手掛けられており、事業を通して、髙津様が実際に見てこられた世界が抱える問題などの話を聞き、衝撃を受けました。また講演会を聞くことで、フェアトレードを単に正しい値段で買うことと思っていたところから、貧困に苦しんでいる人たちを自分たちの力で食べていけるようにすることであり、持続可能な社会を作るために不可欠なものであるという認識に変化していきました。
講演会の中では、自分のお気に入りのものや食べているものの原材料や加工プロセスを考え、それがどのような世界の問題とつながっているかを考えるワークも行い、より世界の問題を自分事として考えることができました。
「私たちは世界をより良くすることができる」というメッセージを忘れず、今後の探究活動や学校生活を充実したものにしていってください。
1月20日(月) 大阪公立大学 教授 大西利和 氏をお招きし、「電波観測で探る星の誕生と銀河の形成」と題した講演会を行いました。教科書にのっている宇宙像がどうやってわかってきたのか、可視光以外の電磁波を観測することでどのようなことが分かるのか、そもそもどのような機器を用いて観測しているのかなど、普段は聞くことができない専門的な内容を聞くことができました。宇宙の空間的時間的なスケールの大きさを感じることができた講演会でした。講演会後の座談会では、大西先生に宇宙に関する多くの質問をし、1つ1つ丁寧に回答いただきました。宇宙への疑問が様々な学問分野につながっていることを感じることができた時間でした。
自然科学科1年生は、12月12日13日に京都リサーチパークにて、サイエンスイングリッシュキャンプ(SEC)を行いました。SECは、2学期に取り組んだプレ課題研究の成果を英語で発表する取り組みです。プレ課題研究では、STEAM課題として、「粘土でできた船の浮力と形状」「氷に塩を入れて温度を測ろう」「熱による葉の変色を調べよう」「太陽光による温度上昇を測ろう」「フェルミ推定で考えてみよう」の5つからテーマを選び、自分たちで考えた実験・探究を行い、仮説・検証・考察の流れを体験しました。
SECでは、ベルリッツのネイティブスピーカーの講師の方に英語での発表方法の指導いただき、2日目の午後には発表コンテストを行いました。指導の中で、難しい内容をどうすれば聞き手に伝えることができるのかを考え抜き、英語表現や身振り手振り、目線の持っていき方など教わりました。発表コンテストでは、英語での発表だけでなく、講師の方からの質問にも英語で回答しました。
自然科学科では、3年生でも英語でのポスター発表を予定しています。今回のSECで身に着けたこと、課題に思ったことを、来年1年間大切にし、3年生でより良い発表を行えることを楽しみにしています。
コンテスト結果
First Prize Chemistry-2 Let's make sherbet easily
Second Prize Physics-3 THE STRANGEST BOAT
Third Prize Biology-1 Death rings and enzymes
Earth Science-2 LIGHT AND COLORED WATER
普通科1年生は12月9日10日に5~7組、12日13日に1~4組が京都テルサにて、サイエンスイングリッシュキャンプ(SEC)を実施しました。
SECは、2学期に取り組んできたプレ探究のまとめとして、探究内容を英語で発表する取り組みです。プレ探究では、探究の基礎として、自分たちで仮説を立て、作成したアンケート等でデータを取り、科学的に考察する手法を学びました。また、英語を用いた発表原稿・スライドを自分たちで作成しSECに臨みました。
SEC1日目の午前中は、本校ALTからConversation Skillsなどを学びました。午後からは日米英語学院のネイティブスピーカーの講師についていただき、プレゼン内容のブラッシュアップやプレゼンテーションの方法について指導していただきました。2日目の午前中は引き続き、指導していただき、2日目の午後は英語での発表コンテストを行い、講師の先生方からの質問にも英語で回答しました。また、講師の審査により表彰も行いました。
1日目は緊張していた生徒たちも、2日間英語漬けの研修・英語発表を経て、英語で話す楽しさや自信を得ることができました。来年度のGS探究Ⅱの課題研究では、今回見つけた課題を改善し、すばらしい探究にしていきましょう。
<コンテスト結果>
1~4組 会場①
First Prize 2組5班 Music and human sence
Second Prize 4組3班 About caffeine
Third Prize 4組5班 UTOPIA DREAM
1~4組 会場②
First Prize 1組7班 Sleep time
3組8班 Is my face beautiful?
Second Prize 3組4班 How to make a good impression in LINE?
5~7組 会場①
First Prize 5組3班 Do you believe in blood type?
Second Prize 6組5班 Gloomy days of the week
Third Prize 6組7班 Why we fall a sleep in class
5~7組 会場②
First Prize 7組8班 Carrying the Future !!
Second Prize 5組8班 The best memorization method
Third Prize 7組6班 The 30 degrees that guide us