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第4回看護・医療の教室「災害看護について」

 

 2月21日に、本年度最後の看護・医療の教室として、京都府立医科大学附属北部医療センターより救急看護認定看護師である 坪倉洋子 氏をお招きし、「災害看護について」という演題でご講義をいただきました。
 看護師を目指す生徒にとっては、認定看護師など自身のキャリア形成を考える上でとても参考になるお話でした。また、救急医療と災害医療の違いに関して、救急医療は一人でも多くの命を救うために尽力するのに対し、災害医療は、助かる見込みのない傷病者には治療の優先権を与えないという、本当にシビアな世界であるということを学び、多くの生徒が衝撃を受けたようでした。坪倉氏が実際に日本DMATとして派遣された東日本大震災の生の写真も見せていただき、災害現場の実際を聞くことができました。

〔感想〕
 私は助産師になって周産期医療センターで働きたいと思っており、救急看護のような冷静で的確な判断、鋭い観察力などが必要となるので、春からの4年間でそのような力を身に付け、実践したいと思います。講演を聞いて、改めて看護の道のしんどさ、辛さを感じました。しかし、それよりも大きなやりがいがあることも伝わってきたので、途中で心が折れそうになっても、初心を忘れずに夢を追い続けたいと思いました。(3年)

 看護師は、1つの命が、場合によっては同じ場所で同時に複数の命がかかっている職場で働いていると、現場の方からの話を聞いて、看護師になるには今の覚悟や気持ちでは全然足らないなと感じさせられました。救急の現場は私が思っている医療とは全然違い、本当に生と死の二択しかないと思うと、私が就きたい看護師は、思っている以上にハードで怖い職業でした。今回の講演で、私の中での看護師という人たちがまた少し変わりました。必要とされる知識、考え方、精神力を今から少しでも身につけられるようにしたいと思いました。(2年)

 私が目指す道ではないですが、今回の教室に参加して、看護のこと、災害時のことを学べて大変興味深く感じました。そして看護医療の職に就きたいという思いは強くなりました。以前、病院見学をさせて頂いた際に教えていただいたチーム医療という点で、今日は看護のことを学ぶことができるとても貴重な機会でした。(2年)

 
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